イタリア私立医学部
ユニカミラス大学
Saint Camillus International University of Health and Medical Sciences | Medicine and Surgery (English)
ラツィオ州 ローマ
このページには確認中の項目が含まれます。出願前には必ず大学公式サイトをご確認ください。
Admission Snapshot
- 課程
- Medicine and Surgery
- 試験形式
- EU: 独自筆記試験(固有名称なし)/Non-EU: IRT-3(Internet Reasoning Test)+ 口述試験
- 募集人数
- EU枠 120名 / Non-EU枠 83名
基本情報
| 国 | イタリア |
|---|---|
| 所在地 | ラツィオ州 ローマ |
| 大学種別 | 私立 |
| 設立 | 2018年 |
| 公式サイト | https://unicamillus.org/ |
所在地・生活環境
| 都市の規模 | Metropolitan |
|---|---|
| 生活費水準 | Medium |
ユニカミラス大学の設置課程
Medicine and Surgery
| 学部 | 医学部 |
|---|---|
| 取得学位 | Single-Cycle Master's Degree |
| 授業言語 | English |
| 修業年限 | 6年 |
| 入試方式 | 独自入試 (EU: 独自筆記試験(固有名称なし)/Non-EU: IRT-3(Internet Reasoning Test)+ 口述試験) |
| 出願状況 |
選考終了
出願期間:未定 〜 2026-06-04
|
| 試験日 |
形式:オンライン(自宅受験)
|
| 募集要項 | 公式の募集要項を見る |
| 定員 | EU枠 120名 / Non-EU枠 83名 |
| 合格最低点(EU枠) | 90点中9点未満は不合格 |
→ ユニカミラス大学医学部英語コース(Saint Camillus International University of Health Sciences)【イタリア私立医学部】
入試対策・出願に関する記事
ユニカミラス大学医学部の入試方式
ユニカミラス大学医学部(英語コース)の入試は、EU枠とNon-EU枠でまったく異なる試験が実施される点に注意が必要です。
日本から出願する多くの方が対象となるNon-EU枠では、筆記試験に理科の問題が出題されません。筆記は言語・数的・抽象推論を測る適性検査であり、生物・化学・物理・数学の知識は口述試験(面接)で問われます。しかも面接の配点が筆記を上回ります。詳細はユニカミラス大学の入試とは?試験科目・面接・出題範囲をご覧ください。
ユニカミラス大学医学部の合格最低点・募集人数
| EU枠 | Non-EU枠 | |||
|---|---|---|---|---|
| 合格者数 | 募集人数 | 合格者数 | 募集人数 | |
| 2025年第1回 | 全員合格(非公開) | 425名 | 全員合格(176名) | 225名 |
| 2024年第4回 | 非公開 | 252名 | ー | ー |
| 2024年第3回 | 全員合格(非公開) | 210名 | 全員合格(70名) | 137名 |
※ ユニカミラス大学医学部入試のEU枠・Non-EU枠の合格最低点は、正規合格者の合格最低点を記載しています。
※ ユニカミラス大学医学部入試では、定員数と同数の新入生が入学するまで繰り上げ合格を実施するため、最新年度の合格者が確定するまでに時間を要する場合があります。
ユニカミラス大学医学部英語コースでは、独自の入学試験を実施しており、受験枠(Non-EU枠・EU枠)によって試験形式、募集人数や合格最低点が異なります。
Non-EU枠入試
Non-EU枠入試では、満点は120点です。試験科目は、Verbal Reasoning (IRT3V)、Numerical Reasoning (IRT3N)、Abstract Reasoning (IRT3A)の筆記試験、口述試験(面接)であり、イタリア医学部入試で唯一の面接があります。
Non-EU枠の入試の各科目の配点は次のとおりです。
- Written Exam: Verbal Reasoning (IRT3V)(17問:17点)
- Written Exam: Numerical Reasoning (IRT3N)(17問:17点)
- Written Exam: Abstract Reasoning (IRT3A)(17問:17点)
- Oral Exam(69点)
筆記試験は正答を選ぶごとに+1点、誤答・未解答を選択すると0点となります。口述試験(面接)は 0点 〜 69点であり、一般教養、生物・化学・物理学・数学の概念を問われます。
EU枠入試
EU枠入試では、満点は90点です。試験科目は、生物、化学、物理・数学といった理系科目のほか、論理的推論(Logical Reasoning)などの論理的思考力・大学についての理解を問うものまで、幅広く出題されます。
EU枠の入試の各科目の配点は次のとおりです。
- 論理的推論(15問:15点)
- 科学(35問:35点) → 生物学:10問、化学:10問、物理学:10問、数学:5問
- ユニカミラス大学の使命に関連するさまざまな人文科学(10問:10点)
正答を選ぶごとに+1.5点、誤答を選ぶと -0.25点、未解答を選択すると0点となります。誤答を選ぶと減点される点に注意してください。
ユニカミラス大学医学部のカリキュラム
ユニカミラス大学では、他のイタリア医学部と同様に6年制の医学部であり、1〜3年次は基礎科目を、4〜6年次は臨床科目を学ぶカリキュラムとなっています。
病気だけでなく、何よりも病人に焦点を当てた医学教育プログラムとなっており、臨床実習では、「Nuovo Ospedale dei Castelli Romani」を中心とした提携病院にて実践的なトレーニングを実施しています。
試験形式は口頭試問(Oral Exam)がメインであり、口頭試問の受験資格を得るために筆記試験(Written Exam)の合格が必要な場合がほとんどです。また、一部の科目では筆記試験のみで単位を得られます。
| 学年 | 科目名 |
|---|---|
| 1年次 | 生物学・遺伝学、化学・生化学の基礎、物理学・統計学、応用物理学、情報学、組織学・発生学、人体解剖学、経済学・国際社会政治学、臨床実習など |
| 2年次 | 生化学、会簿学、微生物学、生理学、免疫学・免疫病理学、一般病理学など |
| 3年次 | 薬理学、臨床検査医学、臨床方法論、衛生学、系統病理学、解剖病理学など |
| 4年次 | 解剖病理学、系統病理学、内科・老年医学、産婦人科、精神医学、小児科学、臨床実習など |
| 5年次 | 神経科学、筋骨格系疾患、専門分野、一般外科、皮膚科・形成外科、画像診断・放射線治療、卒論準備、臨床実習など |
| 6年次 | 内科学・医学遺伝学、法医学、救急医学、科学英語、医学・外科クリニック、臨床実習、最終試験など |
※ カリキュラムは今後変更になる場合があります。
ユニカミラス大学のキャンパス所在地
ユニカミラス大学医学部英語コースのキャンパスはローマ郊外にあり、講義室やラボ、研究室、図書館、自習室などがすべて一箇所に揃っています。
キャンパス間を移動する必要がないため、交通費を節約できるだけでなく、通学の時間も減らせ、その時間を勉強に当てられるのも魅力的です。
UniCamillusには、月曜日から土曜日の午前8時から午後8時まで、学生が利用できる「Anatomy Suite」と「Microscopy Suite」などがあり、3Dの解剖モデルや顕微鏡を利用した実践的な学習を授業時間外にもおこなえる施設があります。
キャンパスはローマ郊外にあるため、アクセスはあまり良いとは言えず、ローマ・テルミニ駅や中心地から公共交通機関(地下鉄・バスなど)を利用して約1時間となっています。
ユニカミラス大学医学部の学費
ユニカミラス大学医学部の学費は年間21156ユーロであり、この額は世帯年収などによらず一定です。奨学金や学費の減額制度などはありません。
日本円にして、6年間合計の学費は約2031万円(€1=160円で計算)であり、日本の私立医学部と同等またはやや安くなっています。
ユニカミラス大学医学部の生活費
生活費はローマということもあり、家賃やレストランの費用などは高くなる傾向にありますが、大学周辺はローマ郊外であるため、物価は比較的落ち着いていると言えるでしょう。
| 金額(ユーロ) | 金額(日本円) | |
|---|---|---|
| 家賃(シェア・1人暮らしする場合) | €400〜€1000 | 64,000円〜160,000円 |
| レストランでの費用(食事をした場合) | €15 | 2,400円 |
| 1Lの牛乳(スーパーでの販売価格) | €1.52 | 243円 |
| 12個入りの卵(スーパーでの販売価格) | €3.79 | 606円 |
| 1kgのバナナ(スーパーでの販売価格) | €2.01 | 322円 |
| 1.5Lの水(スーパーでの販売価格) | €0.43 | 69円 |
※ €1 = 160円で計算。日本円に換算した際の小数点以下は四捨五入。
※ 複数のWEBサイト・現地を訪れた際の情報を参考にして算出しています。そのため、購入場所により金額は変動します。参考程度にお考えください。
ローマの概要
ローマは、イタリア中部のラツィオ州に位置し、市域の人口は約280万人、広域都市圏では400万人を超すとも推定されているイタリアの首都です。
観光産業が非常に盛んで、年間を通して世界中の旅行者が絶えることなく訪れる一方、交通渋滞や観光地価格などの課題も存在します。
コロッセオやフォロ・ロマーノ、パンテオンなどの古代遺跡が多数点在し、世界遺産にも登録された圧倒的な歴史的価値を持つ都市です。
多国籍企業や公的機関(国連食糧農業機関など)が拠点を置き、経済・国際協力の面でもイタリアをリードする都市として機能しています。
ローマの気候
ローマは主に地中海性気候に区分され、夏に乾燥し、冬に雨が増えるパターンが典型的です。ローマの夏は非常に蒸し暑く、夕立や雷雨は、それほど頻繁ではないものの、短時間で強い雨が降ることがあるため留意が必要です。
年間降水量は約900mmとされ、春と秋の降雨量が比較的多いパターンが典型的です。冬は穏やかで、曇りや雨の日が多いですが、気温が5℃を下回ることはめったにありません。


卒業後の進路
イタリアの医学部を卒業した後、医師としてどのような道に進めるのかをまとめました。進路は大きく、イタリア(EU圏)で働く場合と、日本に戻って働く場合に分かれます。
イタリアで医師として働く場合
イタリアの医学部は6年制の一貫課程(Laurea Magistrale a ciclo unico, LM-41)です。2020年の法改正(D.L. 18/2020 第102条、法律27/2020により成立)により、それまで卒業後に別途受験していた国家試験(Esame di Stato)は廃止されました。現在は、学位の取得そのものが医師として診療を行う資格(abilitazione)に直結する仕組みになっています。
ただし、卒業すれば自動的に資格が得られるわけではありません。在学中に tirocinio pratico-valutativo(TPV) と呼ばれる評価つきの実地研修を修了し、3領域すべてで合格の判定(giudizio di idoneità)を得る必要があります。
- Area Medica(内科領域)|1か月
- Area Chirurgica(外科領域)|1か月
- Medicina Generale(家庭医のもとでの研修)|1か月・6年次以降
TPVは通常5年次以降に、それまでの主要科目に合格したうえで行われます。資格取得後、実際に診療を行うには、各県の医師会(Ordine dei Medici Chirurghi e degli Odontoiatri)の名簿(Albo)への登録が必要です。
専門医を目指す場合は、卒業後に全国共通の選抜試験(Concorso Nazionale SSM)を受け、専門医養成課程(Scuola di Specializzazione)に進みます。試験は全国一斉のコンピュータ方式で、140問・210分で実施されます。課程の年数は専門分野により3〜5年です。
専門医課程ではなく地域の家庭医(Medico di Medicina Generale)を目指す場合は、州ごとの選抜による3年課程(Corso di Formazione Specifica in Medicina Generale)が別に用意されています。
日本国籍のようなEU圏外の出身者の場合、医師会への登録や就労には有効な滞在許可(permesso di soggiorno)が必要です。学生用の滞在許可でも登録は可能ですが、就労時間に上限があります。
2023年の法改正により、学生用の滞在許可から就労用への切り替えが、年間の受入枠に左右されず通年で申請できるようになりました。卒業後にイタリアで働く選択肢を検討しやすくなっています。
日本で医師として働く場合
日本で医師として働くことを考える場合、海外の医学部を卒業しただけでは日本の医師国家試験を受験できません。医師法第11条第3号に基づき、厚生労働大臣による「医師国家試験受験資格認定」を個別に受ける必要があります。
厚生労働省は「外国の医学校等に対し、当該医学部の卒業生への医師国家試験の受験資格を一律に認定することはありません」と明示しています。認定はあくまで申請者一人ひとりに対する個別の審査であり、特定の大学を卒業すれば自動的に受験資格が得られるという制度ではありません。
審査では、書類にもとづいて次のような点が確認されます。
- 医学校の教育年限が6年以上で、一貫した現代西洋医学の専門教育であること
- 専門科目の授業時間が4,500時間以上であること
- 小学校から医学校卒業までの修業年限が18年以上であること
- 卒業からの経過年数が10年以内であること
- 大学附属病院の状況や教員数などの教育環境が日本の大学とほぼ同等と認められること
- WHOのWorld Directory of Medical Schools(WDOMS)に原則として報告されている学校であること
- 卒業した国の医師免許を取得していること
書類審査を通過した後は、日本語で診察を行う能力を確認する「日本語診療能力調査」があり、これに合格して初めて医師国家試験を受験できます。国家試験に合格して医籍登録を行った後も、診療に従事するには2年以上の臨床研修が必要です。
※ 日本の医師免許取得までには複数の段階があり、それぞれに審査・試験があります。進路として検討される場合は、早い段階で最新の要件を厚生労働省の公式ページでご確認ください。要件は改正されることがあります(直近では令和6年5月に取扱いが改正されています)。
ユニカミラス大学ならではの環境
ユニカミラス大学は、国際保健を掲げて設立された大学で、世界各国からの学生を受け入れている点が特徴です。臨床実習は Nuovo Ospedale dei Castelli Romani を中心とした提携病院で行われます。
英語による医学教育と国際色の強い環境のため、将来的に国際的な医療の現場での活動を考えている学生にとって親和性の高い環境といえます。
ユニカミラス大学医学部の詳細情報
ユニカミラス大学に合格するために必要な準備
この大学の入試には、他のイタリア医学部と根本的に異なる前提があります。Non-EU枠の筆記試験には、生物・化学・物理・数学の問題が一切出題されません。出題されるのはIRT-3という適性検査で、言語推論・数的推論・抽象推論の3セクションのみです。理科は面接で問われ、その面接の配点は筆記試験を上回ります。
この入試の要点
- 筆記(IRT-3)に理科・数学は一切出題されない
- 出題は言語推論・数的推論・抽象推論の3セクション
- 理科は面接で問われ、面接の配点が筆記を上回る
科目別の勉強法、解答戦略と時間配分、本番までの学習スケジュールはユニカミラス大学入試対策で解説しています。試験形式・問題数・配点の詳細はIRT-3 + 面接の試験情報、本番形式で到達度を測る場合はユニカミラス大学模試をご利用ください。
イタリア私立医学部の入試比較
イタリアの私立医学部は、大学ごとに試験の形式と出題範囲が大きく異なります。優劣ではなく、求められる力の違いとしてご覧ください。
| 大学 | 所在地 | 入試 | 出題の中心 | 理科の比重 |
|---|---|---|---|---|
| ヒューマニタス | ミラノ近郊 | HUMAT | 6分野(思考力を含む) | 一部 |
| サンラファエル | ミラノ | UniSR Test | 論理・読解が6割 | 24問/60問 |
| カトリック | ローマ/ボルツァーノ | UniCatt入試 | 7分野+倫理・宗教文化 | あり |
| ビオメディコ | ローマ | UCBM入試 | 理科3科目のみ | 全問 |
| ユニカミラス | ローマ | IRT-3+面接 | 適性検査+面接 | 面接で評価 |
※ 各大学の最新の試験形式・募集人数は年度により変更される場合があります。出願前に必ず大学公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Non-EU候補者の試験はどのような形式ですか?
Non-EU枠の定員は何名ですか?
出典
- 大学公式 UniCamillus Degree Programmes (2026-07-20 確認)
- 大学公式 UniCamillus Admission Calls (2026-07-20 確認)
- 大学公式 UniCamillus EU募集要項2026/27(RD.193) (2026-07-20 確認)
- 大学公式 UniCamillus Non-EU募集要項2026/27(RD.200) (2026-07-20 確認)
掲載内容は上記の一次情報にもとづきますが、募集要項は年度により変更されます。
出願前には必ず大学公式サイトで最新情報をご確認ください。
最終確認日:2026-07-20
