【2024年最新版】私立イタリア医学部英語コースに留学する方法と入試概要のまとめ

Ciao!イタリア国立医学部生のNobuです。
「イタリアの私立医学部の留学方法が分からない…」
「イタリア私立医学部の情報収集が上手くできない…」
「イタリア私立医学部受験の流れを把握したい…」
上記のお悩みを解決するため、イタリア私立医学部3校に上位合格した現役のイタリア国立医学部生が私立医学部入試の情報をまとめました。
本記事の信頼性

この記事を書いている私は、
・UniSR(Vita-Salute San Raffaele University)
・UniCatt(Universita Cattolica in Rome
・MEDTEC School(Humanitas Universityとミラノ工科大のダブルディグリー)
の医学部3校に上位合格しています。
注目を浴びがちなイタリア国立医学部に隠れているものの、イタリア私立医学部は実践的なカリキュラムを有し、豊富なネットワークをもつ大学附属病院で臨床実習ができることなど、多数のメリットがあります。
また、イタリア私立医学部入試はオンラインで受験できるため、日本の自宅にいながら受験することができるのも魅力の1つでしょう。
そこで今回は、私の経験と受験生時代に集めた情報に最新のものを加えて、イタリア私立医学部に留学する方法をまとめてみました。
本記事を読むメリット
- イタリア私立医学部に留学する方法がわかる
- 入学できるイタリア私立医学部の一覧がわかる
- イタリア私立医学部の概要・知っておくべき情報がわかる
- イタリア私立医学部の出願から入学までの流れがわかる
- イタリア私立医学部の情報収集の手間が省け、勉強に集中できる
イタリア私立医学部英語コースの大学一覧や入試情報だけでなく、2024年入試の入試日程・入学定員・実質倍率などの情報も詰め込んでおります。
正直、ここまでの情報を網羅するのはかなり大変でした。時間を節約して、効率よく入試対策をしたい方は、ぜひご覧ください。
※ 新しい情報が入り次第、追記します。そのため、将来的に値上げする場合がございます。今ご購入いただくと、今後の追記情報もすべて確認できますので、お早めのご購入がオススメです。
誰でもイタリア私立医学部英語コースへ留学することはできるのか?

結論から言うと、高校を卒業しているか、それと同等の資格を持っていれば、誰でも受験可能です。年齢や国籍などの条件は一切ありません。
つまり、出願さえきちんとできれば、基本的には誰でもイタリア私立医学部を受験できます。詳しい出願条件は次で紹介します。
私立イタリア医学部英語コースの出願条件
すべての大学で満たさなければならない条件は1つだけです。
イタリアと同等の外国の高校の卒業証明書を授与されている(または、高校の卒業証明書と同等の資格を得ている)
詳細な条件は各大学が発表していますが、日本の高校の卒業生は問題なく受験できます。ただ、大学によっては追加の条件等が課されている場合がありますので、必ず各大学のHPでご確認ください。
イタリア私立医学部の入試は2〜5月におこなわれるため、現役生(高校3年生)の場合、出願時に高校の卒業証明書などを提出できないでしょう。大学にもよりますが、enrollment(入学手続き)までに提出すれば、合格が認められるので、安心して受験してください。
国際バカロレア(IB)の卒業生は要注意
国際バカロレア(IB)を卒業した場合、大学によっては履修科目の指定やスコアに基準を設けている場合があります。
✔︎ Humanitas / MEDTEC School:
The International Baccalaureate Diploma must be obtained after at least 12 years of education. If it is obtained after 11 years, it must be supplemented by 1 year of academic studies.
The IB Diploma must be issued by an educational institution recognised by the International Baccalaureate Organisation (IBO).
The minimum requirements for the International Baccalaureate Diploma are as follows:
・To score at least 24 points in six chosen subjects, 12 of which must be obtained at Higher Level;
・To pass the 3 main subjects: Theory of Knowledge (TOK), Creativity, Action, Service (CAS), Extended Essay (EE).
出典: 公式HPより
✔︎ Universita Cattolica:
International Baccalaureate Diploma - International Baccalaureate (IB) full Diploma candidates can apply to a bachelor programme. IB Certificates are NOT valid for enrollment. The IB Diploma must be awarded by no later than the session of May 2024 (results available at the beginning of July 2024). Before the final exam takes place, candidates must ask the Diploma Programme coordinator to submit a request to the IB on their behalf to send their scores to Università Cattolica. Our IB code is 001623.
出典:公式HPより
他にも、イギリスやアメリカの高校を卒業した場合などは、出願資格に追加の条件が課されている場合があります。出願前に必ず大学のHPをご確認ください。
ちなみに、日本の高校(IBなどを除く)を卒業している場合は、満たさなければならない規定はありません。
イタリア私立医学部で必要な英語力

大学によっては、英語の資格試験でB2〜C1を取得していることを入学条件にしている場合があります。
出願時にはどの大学でも英語の資格証明書は必要ありませんが、入学手続き(enrollment)時に必要なので、忘れずに取得するようにしましょう。
各大学ごとに必要な英語の資格は次のとおりです。
提出が必要な英語の資格試験のレベル(CEFR対照表に基づく)
| 大学名 | 言語要件 |
|---|---|
| Humanitas University(ミラノ) | なし(B2以上を推奨) |
| MEDTEC School by Humanitas University(ミラノ) | なし(B2以上を推奨) |
| Vita-Salute San Raffaele University(ミラノ) | C1以上 |
| Università Cattolica in Rome Campus(ローマ) | 独自基準(注1) |
| Università Cattolica in Bolzano Campus(ボルツァーノ) | 独自基準(注1) |
| Università Campus Bio-Medico di Roma(ローマ) | B2以上 |
| Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech'(ローマ) | B2以上 |
| Unicamillus International Medical University(ローマ) | なし |
B2レベルの英語資格(CEFR対照表)
・IELTS: 5.5以上
・TOEFL iBT: 78点以上
C1レベルの英語資格(CEFR対照表)
・IELTS: 7.0以上
・TOEFL iBT: 110点以上
Università Cattolicaの英語資格(注1)
・IELTS Academic module: 6.0以上
・TOEFL iBT: 80点以上
・TOEFL CBT: 213点以上
・TOEFL PBT: 550点以上
・Cambridge FCE - First Certificate (Minimum score accepted: Grade B)
・Cambridge CAE – Advanced
・Cambridge CPE - Proficiency
IELTSやTOEFL iBTのほか、Cambridge Assessment English、City and Guilds (Pitman)、Edexcel/Pearson Ltd, TCL(Trinity Colledge London) などの英語の資格が認められます。
ただし、英語ですべての授業がおこなわれる高校を卒業している場合、英語資格の提出が免除されます。大学ごとに条件が異なるので、免除したい場合は各大学のHPや募集要項などでご確認ください。
仮に、出願する大学が英語の資格証明書を必要としていない場合でも、B2レベル以上の英語力がないと、入学後の授業についていくのはかなり難しいと思います。
イタリア私立医学部を目指すなら、まずはB2レベルの英語力を身につけましょう。
イタリア私立医学部5大学の一覧

出願できるイタリア私立医学部英語コースのリストと各医学部のHPを下記にまとめました。()内は、キャンパスがある都市名です。
イタリア私立医学部英語コースとHP一覧
- Humanitas University(ミラノ): 医学部HP
- MEDTEC School by Humanitas University(ミラノ): 医学部HP
- Vita-Salute San Raffaele University(ミラノ): 医学部HP
- Università Cattolica in Rome Campus (ローマ): 医学部HP
- Università Cattolica in Bolzano Campus(ボルツァーノ): 医学部HP
- Università Campus Bio-Medico di Roma (ローマ): 医学部HP
- Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech'(ローマ): 医学部HP
- Unicamillus International Medical University(ローマ): 医学部HP
ご覧のように2024/2025年度は、5大学8コースの医学部英語コース(一部ダブルディグリーを含む)が開設されています。また、ほとんどの医学部英語コースは、北部の大都市ミラノと、首都のローマに集中しています。
※ それぞれの医学部の特徴や各大学の比較、難易度や入試対策方法などの詳細は、別記事で解説します。
イタリア私立医学部入試とは?

イタリア私立医学部入試は、IMAT(イタリア国立医学部入試)と異なり、各大学ごとに独自の試験があります。例年2〜5月ごろ、各大学ごとに入試が実施されます。
すべての大学がオンライン入試を実施しており、日本の自宅にて受験することができます。イタリア国立医学部は出願できる大学数に限りがありますが、イタリア私立医学部はすべての大学を制限なく受験可能です。
どの大学を受験する場合でも、小論文試験・志望動機書などの書類選考はありません。また、ユニカミラス大学(Unicamillus International Medical University)を除いて、面接試験もありません。
入試問題の筆記試験はすべて択一式で、短答式・記述式の問題もありません。各大学の詳細については、次で紹介しています。
また、2024年入試から Humanitas University, MEDTEC School, Vita-Salute San Raffaele University の3校で、「複数回入試を受験でき、最も高い点数を自分の点数として利用できる」新しいタイプの入試システムが導入されました。
複数回受験できるため、「体調不良など試験で実力を出し切れなかった」「本番であがってしまい、実力を発揮できなかった」という心配もありません。ぜひ積極的にすべての回を受験してみてください。
イタリア私立医学部の入試時期と実施方法

2024年の入試情報をもとに、入試時期と実施方法を記載します。
実施方法:Non-EU枠の入試はすべてオンラインで実施(自宅受験可)
✔︎ 2024/2025の入試日程
2023年2月:
・Humanitas University 第1回(2月16日・17日)
2023年3月:
・Humanitas University 第2回(3月9・10日)
2023年5月:
・Vita-Salute San Raffaele University 第1回(5月27日)
2023年7月:
・Vita-Salute San Raffaele University 第2回(7月26日)
2024年2月:
・Humanitas University 第3回(2月2日)
・Università Campus Bio-Medico di Roma 第1回(2月9日)
・Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech' 第1回(2月9日)
・Vita-Salute San Raffaele University 第3回(2月23日)
2024年3月:
・Humanitas University 第4回(3月8日)
・Unicamillus International Medical University 第1回(3月11日〜3月20日)
・Università Cattolica in Rome(3月18日)
・Vita-Salute San Raffaele University 第4回(3月22日)
2024年4月:
・MEDTEC School by Humanitas University 第1回(4月5日)
・MEDTEC School by Humanitas University 第2回(4月19日)
2024年5月:
・Università Cattolica in Bolzano(5月18日)
2次募集など追加された入学試験については発表され次第、追記します。
※ 各大学の詳しい入試情報や入試分析・入試対策方法は、noteの別記事にて詳しく解説しています。
入試でのNon-EU枠とEU枠の区分について

イタリア私立医学部入試ではEU枠とNon-EU枠で定員や受験方法が異なります。そのため、出願前に自分がEU枠なのか、Non-EU枠なのかを把握しておく必要があります。
ざっくりといえば、日本国籍のみを保有しており、イタリア以外で生活している人はNon-EU枠です。なので、ほとんどの場合はNon-EU枠に分類されるでしょう。
上記の条件に当てはまらない人、例えば、イタリアの大学に通っている、EUの市民権を持っている場合などはEU枠で受験しなければならない場合があります。
【EU枠になる場合】
・candidates with dual nationality, one of which is Italian or from another EU country
・non-EU citizens regularly resident in Italy
・citizens of Norway, Iceland and Liechtenstein, Switzerland, the Republic of San Marino and Holy See, shall be treated in the same way as EU citizens
自分がどちらに属するか分からない場合は、各大学のHPや入試担当者にご確認ください。
イタリア私立医学部の各大学の定員数(Non-EU枠)

2024年入試の定員数を記載しています。
| 大学名 | 定員数(Non-EU枠) |
|---|---|
| Humanitas University | 50名 |
| MEDTEC School by Humanitas University | 10名 |
| Vita-Salute San Raffaele University | 64名 |
| Università Cattolica in Rome Campus | 70名 |
| Università Cattolica in Bolzano Campus | 10名 |
| Università Campus Bio-Medico di Roma | 36名 |
| Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech' | 12名 |
| Unicamillus International Medical University | 225名 |
各大学の入試科目・試験形式・得点など

それぞれの大学ごとに入試科目や配点などは大きく異なります。この章では、各大学の入試概要をそれぞれ紹介します。
※ 2024年入試の募集要項をもとに記載しています。必ず、募集要項などで詳細を確認してください。
1. Humanitas University

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験のみ
・実施方法:オンライン(自宅受験可)
・試験科目:Scientific Thinking (30問)、Academic Literacy(30問)
・試験時間:100分
・問題数:60問
・合計点:180点満点
・合格要件:各パートで20点以上なければ、無条件で不合格となる。
・特記事項:入試を最大4回受験でき、4回のうち最高得点のものを最終的な入試の得点にすることが可能。MEDTEC School by Humanitas Universityと併願可。
前述のとおり、問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。筆記試験の点数のみで合否が決まります。
得点は下記のように計算されます。
・正解:+3点
・不正解:-1点
・未解答:0点
日本の入試との大きな違いは、誤答を選ぶと減点されることです。つまり、合計得点がマイナスになる可能性もあります。
また、各パート20点以上ないと、たとえ自分の点数が合格圏内であっても、合格できません。仮に片方のパートで満点を取っても合格できませんので、注意してください。
前述のとおり、この大学は入試を最大4回受験でき、4回のうち最も高い点数を最終的な入試の得点にすることができます。根気よく何度も受験した受験者が有利な仕組みのため、可能なら複数回受験しましょう。
2. MEDTEC School by Humanitas University

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験のみ
・実施方法:オンライン(自宅受験可)
・試験科目:Mathematics (20問)、Comprehension and Critical Reasoning(10問)、Chemistry and Physics(10問)、Biology(10問)、Technical and Scientific Knowledge(10問)
・試験時間:100分(注1)
・問題数:60問
・合計点:1000点満点
・合格要件:400点に届かない場合は無条件で不合格となる。
・特記事項:入試を最大4回受験でき、4回のうち最高得点のものを最終的な入試の得点にすることが可能。Humanitas Universityと併願可。
(注1)科目ごとに試験時間が決まっています。内訳は次のとおりです。
試験科目と試験時間
| 試験科目 | 試験時間 |
|---|---|
| Mathematics (20問) | 40分 |
| Comprehension and Critical Reasoning (10問) | 25分 |
| Chemistry and Physics (10問) | 20分 |
| Biology (10問) | 10分 |
| Technical and Scientific Knowledge (10問) | 5分 |
前述のとおり、問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。筆記試験の点数のみで合否が決まります。
得点は下記のように計算されます。
| 試験科目 | 正解 | 不正解 | 未解答 |
|---|---|---|---|
| Mathematics | +16点 | -4点 | 0点 |
| Comprehension and Critical Reasoning (10問) | +24点 | -6点 | 0点 |
| Chemistry and Physics (10問) | +16点 | -4点 | 0点 |
| Biology (10問) | +16点 | -4点 | 0点 |
| Technical and Scientific Knowledge (10問) | +12点 | -3点 | 0点 |
日本の入試との大きな違いは、誤答を選ぶと減点されることです。つまり、合計得点がマイナスになる可能性もあります。
また、1000点満点中400点に届かない場合は合格できませんので、注意してください。
前述のとおり、この大学は入試を最大4回受験でき、4回のうち最も高い点数を最終的な入試の得点にすることができます。根気よく何度も受験した受験者が有利な仕組みのため、可能なら複数回受験しましょう。
3. Vita-Salute San Raffaele University

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験のみ
・実施方法:オンライン(自宅受験可)
・試験科目: Logic, Problem solving and Reading comprehension (36問)、Scientific subjects(Biology, Chemistry, Mathematics and Physics)(24問)
・試験時間:80分
・問題数:60問+7問
・合計点:60点満点
・合格要件:特になし。
・特記事項:入試を最大4回受験でき、4回のうち最高得点のものを最終的な入試の得点にすることが可能。
前述のとおり、問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。筆記試験の点数のみで合否が決まります。
得点は下記のように計算されます。
・正解:+1点
・不正解:-0.25点
・未解答:0点
日本の入試との大きな違いは、誤答を選ぶと減点されることです。つまり、合計得点がマイナスになる可能性もあります。
また、万一出題ミスがあったときのために、試験終了後の制限時間内に追加で7問の予備問題に解答しなければなりません。基本的には採点対象にはなりませんが、出題ミスが発覚した場合は採点対象となります。疲れ切っているでしょうが、気を抜かずに解き切りましょう。
前述のとおり、この大学は入試を最大4回受験でき、4回のうち最も高い点数を最終的な入試の得点にすることができます。根気よく何度も受験した受験者が有利な仕組みのため、可能なら複数回受験しましょう。
4. Università Cattolica in Rome

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験のみ
・実施方法:オンライン(自宅受験可)← Non-EU枠のみ
・試験科目: General knowledge(2問)、Logical reasoning(20問)、Biology(18問)、Chemistry(12問)、Physics and Mathematics(8問)、Ethics and religious culture(5問)
・試験時間:65分(+7分)
・問題数:65問(+7問)
・合計点:65点満点
・合格要件:20点に届かない場合は無条件で不合格となる。
・特記事項:Università Cattolica in Bolzano と併願可。
前述のとおり、問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。筆記試験の点数のみで合否が決まります。
得点は下記のように計算されます。
・正解:+1点
・不正解:-0.25点
・未解答:0点
日本の入試との大きな違いは、誤答を選ぶと減点されることです。つまり、合計得点がマイナスになる可能性もあります。
また、万一出題ミスがあったときのために、試験終了後の制限時間内に追加で7問の予備問題に解答しなければなりません。基本的には採点対象にはなりませんが、出題ミスが発覚した場合は採点対象となります。疲れ切っているでしょうが、気を抜かずに解き切りましょう。
5. Università Cattolica in Bolzano

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験のみ
・実施方法:オンライン(自宅受験可)← Non-EU枠のみ
・試験科目: General knowledge(2問)、Logical reasoning(20問)、Biology(18問)、Chemistry(12問)、Physics and Mathematics(8問)、Ethics and religious culture(5問)
・試験時間:65分(+7分)
・問題数:60問(+7問)
・合計点:65点満点
・合格要件:20点に届かない場合は無条件で不合格となる。
・特記事項:Università Cattolica in Rome と併願可。
前述のとおり、問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。筆記試験の点数のみで合否が決まります。
得点は下記のように計算されます。
・正解:+1点
・不正解:-0.25点
・未解答:0点
日本の入試との大きな違いは、誤答を選ぶと減点されることです。つまり、合計得点がマイナスになる可能性もあります。
また、万一出題ミスがあったときのために、試験終了後の制限時間内に追加で7問の予備問題に解答しなければなりません。基本的には採点対象にはなりませんが、出題ミスが発覚した場合は採点対象となります。疲れ切っているとは思いますが、気を抜かずに解き切りましょう。
6. Università Campus Bio-Medico di Roma

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験のみ
・実施方法:オンライン(自宅受験可)
・試験科目: Logic (50問)、Biology(10問)、Chemistry(10問)、 Mathematics and Physics(8問)
・試験時間:100分
・問題数:80問
・合計点:80点満点
・合格要件:10点に届かない場合は無条件で不合格となる。
・特記事項:1回目の入試において首席合格(1位で合格)した場合は、6年間の学費が50%分の奨学金を無条件で付与される。Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech'と併願可。
前述のとおり、問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。筆記試験の点数のみで合否が決まります。
得点は下記のように計算されます。
・正解:+1点
・不正解:-0.2点
・未解答:0点
日本の入試との大きな違いは、誤答を選ぶと減点されることです。つまり、合計得点がマイナスになる可能性もあります。
7. Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech'

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験のみ
・実施方法:オンライン(自宅受験可)
・試験科目: Logic (50問)、Biology(10問)、Chemistry(10問)、 Mathematics and Physics(8問)
・試験時間:100分
・問題数:80問
・合計点:80点満点
・合格要件:10点に届かない場合は無条件で不合格となる。
・特記事項:1回目の入試において首席合格(1位で合格)した場合は、6年間の学費が50%分の奨学金を無条件で付与される。Università Campus Bio-Medico di Romaと併願可。
前述のとおり、問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。筆記試験の点数のみで合否が決まります。
得点は下記のように計算されます。
・正解:+1点
・不正解:-0.2点
・未解答:0点
日本の入試との大きな違いは、誤答を選ぶと減点されることです。つまり、合計得点がマイナスになる可能性もあります。
8. Unicamillus International Medical University

【入試の基本情報】
・試験形式:筆記試験・口述試験
・実施方法:オンライン(自宅受験可)
・試験科目(筆記試験): Verbal Reasoning (IRT3V) (17問)、Numerical Reasoning (IRT3N) (17問)、Abstract Reasoning (IRT3A) (17問)
・試験科目(口述試験):General culture, Biology, Chemistry, Physics and Mathematics
・問題数(筆記試験):51問
・合計点:120点満点(筆記試験(51点) + 口述試験(69点))
・合格要件:筆記試験と口述試験の両方を受験しなかった場合、無条件で不合格となる。
・特記事項:イタリア医学部英語コースで唯一、口述試験がある。
前述のとおり、筆記試験の問題は全て択一式の問題で短答式や記述式の問題はありません。また、筆記試験のあとに口述試験を受験しなければなりません。
筆記試験の得点は下記のように計算されます。
・正解:+1点
・不正解:0点
・未解答:0点
日本の入試と同じく、加点方式の採点です。面接試験では、一般常識や理解3科目と数学(Biology, Chemistry, Physics and mathematics)の知識が問われ、その結果をもとに得点が決まります。そして、筆記試験と口述試験の合計点が自分の得点となります。
医学部入試に合格するには?大学ごとに合格要件がある

各大学とも点数が上位の人が合格となります。
EU枠とNon-EU枠のそれぞれで、定員まで受験生が合格します。そのため、EU枠とNon-EU枠で合格最低点が全く違う場合もあります。
イタリア私立医学部の定員数は、イタリア政府によって厳密に定められています。そのため、定員が20名の場合、20番目と21番目の人が同点であっても、一方しか合格することはできません。
残念ながら、日本の大学入試のように、同点の場合は全員合格とはならないので、同点時の合格基準について各大学の募集要項で事前に確認しておきましょう。
また、大学ごとに「〇〇点以上なければ、合格圏内にいても合格にはならない」などの合格要件が定められている場合がほとんどです。
実質倍率が低い場合でも、合格要件を満たさなければ不合格になるため、入試対策は怠らないようにしましょう。
各大学の合格要件は、前述のとおりです。詳細は、大学HPや募集要項などで確認してください。
イタリア私立医学部の各大学の実質倍率
実質倍率とは、受験者数÷合格者数で計算した倍率です。
実質倍率が低ければ合格しやすく、高ければ合格しにくいため、実質倍率は受験生の人気度をある程度測ることができます。
ここでは、2024年度の各大学の入試の実質倍率を記載しています。
| 大学名 | 実質倍率(Non-EU枠) |
|---|---|
| Humanitas University | ー |
| MEDTEC School by Humanitas University | ー |
| Vita-Salute San Raffaele University | ー |
| Università Cattolica in Rome | 6.60倍 |
| Università Cattolica in Bolzano | ー |
| Università Campus Bio-Medico di Roma | 2.11倍 |
| Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech' | 0.58倍 |
| Unicamillus International Medical University | 0.45倍 |
※ miruが各大学のRanking Listより独自に作成
このデータだけでは大学の人気度を測ることできませんが、志望校選びの1つの要素にはなるでしょう。
※ 各大学ごとの入試対策や入試分析、大学の比較などは別記事にて詳しく解説しています。
イタリア私立医学部の各大学の難易度
受験者のほとんどが受けるような模試が存在しないため、日本の大学入試のように普通は偏差値を測ることはできません。
また、大学の人気度や定員数は毎年変わるので、各大学の合格最低点もかなり変動します。それゆえ、一概に大学ごとの難易度を測ることはできません。
本記事を書くにあたって、過去の入試傾向とmiruの独自の分析結果から最難関医学部・難関医学部・中堅医学部の3つにランク付けしました。
【miruのランク付けの定義】
・最難関医学部:幅広く難解な内容が問われる。入試対策を万全におこなう必要あり。
・難関医学部:基礎知識とその応用力が試される。倍率が高い大学も多いので、きちんとした入試対策が必須。
・中堅医学部: 基礎知識を完全に習得している必要あり。甘くみて入試対策を怠ると不合格になりかねない。
各大学の分類は、次のとおりです。
【最難関医学部】(順不同)
・MEDTEC School by Humanitas University
・Università Cattolica in Rome
【難関医学部】(順不同)
・Humanitas University
・Vita-Salute San Raffaele University
・Università Cattolica in Bolzano
【中堅医学部】(順不同)
・Università Campus Bio-Medico di Roma
・Università Campus Bio-Medico di Roma - 'MedTech'
・Unicamillus International Medical University
各大学の入試対策、大学の特色、私立医学部の比較や合格体験記などは、別の記事で解説します。
イタリア私立医学部の入試対策方法

試験科目や配点などが各大学ごとに異なるので、入試対策もそれぞれ変わってきます。
また、Università Cattolica in Rome、Università Cattolica in Bolzano、Vita-Salute San Raffaele University の3校は、入試問題のシュミレーターを提供しているため、最大限活用されることをオススメします。
その他、個別のイタリア私立医学部の入試対策をご希望の方は、現役のイタリア医学部生によるオンライン家庭教師(オンラインチューター)サービスをご利用いただけます。
個人的な疑問やお悩みのほか、入試対策や入試までのスケジュール管理などを相談できます。詳しくは公式HPをご覧ください。
イタリア私立医学部の受験スケジュール

私立医学部の受験スケジュールをステップごとに解説しています。
各大学ごとに細かな内容が異なるので、大まかな内容をざっくりと紹介しています
イタリア私立医学部の受験ステップ
- 必要書類を準備し、出願する
- 私立イタリア医学部の受験前のシステム確認
- 私立イタリア私立医学部を受験する
- 合格後、大学のPre-enrolmentをする
- Enrolment(入学手続き)をおこない、入学する
それでは早速、それぞれのステップを見ていきましょう。
1. 必要書類を準備し、出願する
まず、出願に際して必要な書類を用意します。
多くの大学で、パスポートの写真ページと高校の卒業証明書・成績証明書(在学中の場合は調査書)が必要です。高校の卒業証明書・成績証明書は、イタリア語に翻訳されたものか、英語での提出が求められます。
発行に時間がかかる場合もありますので、早めに出身(在籍)高校に連絡し、入手してください。これらの書類を翻訳不要の英語で高校に発行してもらうのが、手っ取り早く、オススメです。
これらの書類は、すべてオンライン出願フォームでアップロードするため、予備としてこれらの書類を余分に取得する必要はありません。
ちなみに、大学ごとに課されている英語の資格証明書は、出願の際には不要です。書類が入手でき次第、オンライン上で願書(application)に必要事項を記入し、受験料をクレジットカード等で支払います。
最後に、各大学の願書が提出できているかを確認し、手続きは終了です。大学によっては、支払い後に願書の提出ボタンを押さなければ、申し込みが完了しないところもあります。必ず、確認するようにしましょう。
2. イタリア私立医学部の受験前のシステム確認
イタリア私立医学部入試はオンラインで入試がおこなわれます。そのため、使用するブラウザの種類やパソコンやインターネットの速度に規定があるので、事前に入試を受験できる要件をすべて満たしているかを入試前に確認できます。
また、入試で使用するオンライン試験用のソフト(ProctorやSelexiなど)の使用方法を予習しておくことで、試験本番でテンパらずに済みます。事前にソフトをダウンロードしなければならない場合もあるので、必ず事前のチェックは怠らないようにしましょう。
3. イタリア私立医学部を受験する
勉強の成果をを出し切りましょう。あとはシステムや試験監督の指示に従って、受験してください。
受験前にインターネットの通信速度と端末の充電・接続などを改めて確認しておきましょう。
4. 合格後、Pre-enrolment(事前入学手続き)をする
合格発表は大学HPに一覧で発表される場合と、大学のPortalに個別に表示される場合の2パターンあります。後述しますが、大学のPre-enrolmentできる期間は短めなので、なるべく早く合否を確認しましょう。
このPre-enrolmentは、大学ごとの入学意思の確認のための手続きであり、学生ビザ取得に必要なUniversitalyのPre-enrolmentとは異なります。
Pre-enrolmentとは、大学に入学意思を示すことと、学生ビザの取得準備という2つの目的でおこないます。
Pre-enrolment は合格発表後、約2週間以内(注:大学により異なる)におこなわなければなりません。この手続きを終えないと、大学への入学資格が取り消され、次点の受験者が繰り上げ合格することになります。また、学生ビザの取得にもこの手続きは必須となります。
大学ごとに手続き方法は異なりますが、必要事項を記入し、学費の一部(返金不可)を支払うのが一般的です。詳しくは各大学の募集要項や合格後に送られくる大学のメールなどをご確認ください。
繰り返しますが、この手続きを終えないと入学資格が取り消されるため、大学への入学を迷っているのなら、とりあえずPre-enrolmentだけは終えておきましょう。次のステップである「Enrolment(入学手続き)」をしなければ入学することはありません。
5. Enrolment(入学手続き)をおこない、入学する
その後、enrolment(入学手続き)をおこないます。
各大学ごとに必要書類・必要事項が異なるので割愛しますが、一般的にはPre-enrolmentの際に記載しなかった残りの必須事項の入力のほか、残りの学費を支払ったり、英語の資格証明書、Declaration of Value(等価証明書)などを提出する必要があります。
また、学生ビザもあわせて取得しておきます。特にDeclaration of Value(等価証明書)と学生ビザは取得に時間がかかる場合も多いので、早めに行動しましょう。
等価証明書(Declaration of Value)の取得方法は、下記記事で詳しく解説しています。
※ 学生ビザの取得方法、入学手続き(enrolment)の注意点・やり方などは、noteの別記事で解説します。
国立イタリア医学部との併願について

前述のとおり、イタリア私立医学部入試は2〜5月なため、9~10月におこなわれるIMAT(イタリア国立医学部入試)との併願を考えている場合もあるでしょう。
もちろん、併願すること自体は可能ですが、イタリア政府のシステムの都合で、併願できない場合があります。これは国立と私立で出願手続き・入学手続きが異なるため、起きてしまう問題です。実際、併願できずに入学できなかったという事例が発生しています。
そのため、国立イタリア医学部との併願を考えている場合は、必ずイタリア私立医学部合格後に学生課と連絡を取り、詳細を確認してください。
まとめ: イタリア私立医学部を受験しよう

今回はサラッとですが、下記の内容をみてきました。
- イタリア私立医学部の出願資格・受験できる大学一覧
- イタリア私立医学部の概要(入試概要・定員数など)
- イタリア私立医学部の難易度・実質倍率など
- 私立医学部の受験スケジュール: やるべきことと注意点
イタリア私立医学部入試の流れはイメージできたかと思いますので、あとは受験するかどうかです。
大学によっては試験科目や出題範囲が似ている場合もありますし、IMAT(イタリア国立医学部入試)の練習にもなるので、イタリア医学部を考えている方は、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
※ 詳しい入試対策方法や各大学の比較などは、noteの別記事で詳しく解説します。
私立イタリア医学部入試に関するお悩み相談・家庭教師のご依頼は、mirunote個別指導で承ります。枠に限りがありますので、ご希望の方はお早めにご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。


