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ビザは必要?IMATをイタリアで受験する場合の手続きと当日の流れ【上位合格者が解説】

ビザは必要?IMATをイタリアで受験する場合の手続きと当日の流れ【上位合格者が解説】

Ciao! イタリア国立医学部生のNobuです。


本記事でわかること

  • IMATをイタリアで受験するための手続き一覧
  • イタリア会場で受験する際の注意点【実体験あり】
  • IMATの2位合格者の試験前の1週間の過ごし方

IMAT(イタリア国立医学部入試)は、対面で実施される試験のため、イタリアもしくは他の海外会場で受験しなければなりません。

イタリアで受験する場合と海外会場で受験する場合で、流れや注意事項が異なります。また、イタリアで受験する場合でも、受験会場によって流れが異なる場合があるため、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、イタリア会場でIMATを受験する際の流れと注意点、事前の手続き方法など、受験前に知っておきたい情報をまとめました。

また、2位合格者のIMAT受験1週間前から前日までの過ごし方と当日の流れもあわせて紹介します。

IMATは日本の受験とは異なる部分が多いため、初めてIMATを受験する場合は、困惑することも多いと思います。

IMAT受験前に勉強以外のストレスを極力減らすために、事前に当日の流れなどを確認して、試験当日までの時間を有意義に活用しましょう。

本記事の内容は、イタリアの会場でIMATを受験したときの私と他の学生の経験談をもとに作成しました。

※ IMAT2024に対応する内容になっていますが、最新の情報は必ずご自身でご確認ください。

イタリアでIMATを受験する手順まとめ

イタリア会場でIMATを受験する手順は、次のとおりです。仮ビザを取得する場合は日数を要するため、早めの行動が必要となります。

イタリアでIMATを受験する際の手順

  1. (イタリアの仮ビザを取得する)
  2. IMATの出願時に受験会場を登録する
  3. イタリア渡航の計画を立てる
  4. 現地(イタリア)に渡航
  5. IMATの直前準備
  6. IMATの試験本番(当日)

特に0. 〜 2. までの過程が大切ですので、特に注意して万全の準備をしてください。IMATを受験する際のそれぞれの流れと注意事項を解説します。

続きは有料です

IMATを受験する際にビザは必要か。

結論から申し上げると、IMATを受験するだけなら、一部の大学を除いて、ビザは必要ありません。

私自身、IMATをイタリア会場で受験しましたが、その際は、ビザを取らずに受験しに行きました。

日本国籍の場合、イタリアを含むシェンゲン協定加盟国も含めて、あらゆる180日間の90日以内の滞在がビザなしで認められています。

とはいえ、その後もイタリアに滞在して、日本に帰国せず、イタリア医学部に入学する場合は、事前に「仮ビザ」の取得が必要です。仮ビザの発行には2週間〜1ヶ月ほど期間を要するため、早めの対応が不可欠となります。

イタリア会場で受験する場合に、学生ビザが必要な大学もありますので、募集要項を熟読してください。

イタリア渡航の際に取得できる仮ビザとは?

仮ビザは、一般的な学生ビザとは異なり、IMATの入学試験を受験することを目的としたビザで、正式にイタリア医学部に合格する前に取得できます。

後々、この仮ビザと合格証明書を持って、現地の警察署に行けば、正規の学生ビザとして扱ってくれるようです(状況が現在とは異なる場合がありますので、大使館や現地の担当者等へ確認してください)。

仮ビザのメリットは、受験時にイタリアに渡航したら、一度も日本に帰国することなく、イタリアに合法的に滞在できるところ。最近は、航空券が高額なため、日本に帰らなければ、費用を抑えることができます。

繰り返しになりますが、イタリアで受験する場合に仮ビザを取得しない場合でも、日本に帰国し、合格後に学生ビザを取得すれば、イタリアに合法的に滞在できます(※ 一部の大学を除きます)。

ネット上で、合格後にイタリア大使館で学生ビザの申請の予約をしたところ、予約がいっぱいで申請できなかったという投稿を見ましたが、大使館に電話して状況を説明すれば、予約を入れてもらえることが多いです。

私が電話した際は、「明日すべての書類を持ってきて。ビザの手続きしちゃうから」と言われました。日本語で丁寧に対応してくださるので、緊急の要件(学生ビザの予約)などは、電話しましょう。

個々の状況にあわせて、事前に仮ビザ、または合格後に学生ビザを申請しましょう。募集要項等で規定がない場合、お好きな方で問題ありません。

IMATの出願時に受験会場を登録する

まずは、UniversitalyというIMATの出願サイトで、出願時に試験会場を選択します。試験会場は先着順ですが、イタリア会場が埋まることはないため、安心して期限内に出願手続きを完了させてください。

イタリア会場で受験する場合は、「Italy」を選択すると、自動で第1志望校が試験会場となります。他のイタリア会場は選べませんので、注意してください。

例) ボローニャ大学を受験する場合は、ボローニャ大学での受験となります。

海外会場で受験する場合は、席数に限りがあるため、出願開始から数分で埋まってしまうこともあります。イタリア会場で受験するメリット・デメリット、試験会場の選び方は、別記事で解説します。

渡航の計画を立てる

試験会場の登録が済み、会場が確定したら、航空券とホテルを真っ先に押さえましょう。

大都市の大学は問題ありませんが、地方の大学を受験する場合は、質の良いホテルが少なかったり、航空券も取りにくい場合があります。

また、入試直前に取ると、航空券代やホテル代が高騰することもあるため、IMATの出願日にそのまま渡航計画を立てるのがオススメです。

イタリアの航空会社であるITA Airwaysなどは頻繁に遅延し、到着が1日延びる場合も往々にしてあります。また、試験の時期は台風が日本列島に直撃することも多いので、計画を立てる際には、遅延を考慮して、遅くとも2日前には着くように計画を立てましょう。

絶対に受験するという強い意志がある方は、イタリア会場で受験する場合は、出願前にホテル等を予約しても問題ありませんが、試験会場が大学のメインキャンパスではない場合もありますので、十分注意してください。

1. イタリア行きの航空券の選び方

基本的に、最安の航空券を選べばOKです。イタリアの場合は時期にもよりますが、中国国際航空や中東のエティハド航空などが安いのでオススメです。

イタリアは総じて治安は悪くはないですが、真夜中に大きなスーツケースを引いて、一人で街を歩くのは危険かもしれません(特に女性の場合は注意が必要です)。

日が出ているうちに到着する飛行機を選ぶか、到着時間が夜中の場合は、空港近くのホテルに1泊するのが良いでしょう。

また、大学によっては、街に空港がなく、電車もしくはバスで移動しなければならないところもあります。ただ、飛行機が遅れたり、預け荷物を受け取るまでに時間がかかることもしばしばあるので、現地の交通手段は現地についてから取ることをオススメします。

空港から大学までの距離が遠い場合は、空港近くのホテルに泊まるのも良いかもしれません。

2. イタリアでの宿泊先の選び方

ヨーロッパ全般に言えることですが、鉄道駅・バスターミナル周辺は治安が悪いところが多いです。できることなら、中心地で評価の高く、試験会場までのアクセスが良いホテルがオススメです。

試験勉強をホテルですることも考えて、安定したインターネット回線(Wi-Fi)がレビューされているという条件も加味した方が良いかもしれません。

私はいつもBooking.comで予約を取りますが、AgodaやExpediaなどの予約サイトで予約するのもオススメです。

3. イタリアでのスマホ・SIMについて

日本にいる間に、現地で利用できるeSIMを契約するか、海外でも利用できるSIM(ahamoや楽天モバイル)などを契約、もしくはレンタルWi-Fiを日本で借りて持ってくることをオススメします。

いずれはイタリアでSIMを購入するかと思いますが、滞在期間がそこまで長くないのと、空港に着いた瞬間からスマホは使えた方がいいため、事前に準備しておくのが良いでしょう。

私が受験した際は、あまりeSIMが普及していなかったので、Amazonで現地用のSIMを事前に購入しました。日本から海外にスマホを持って行く場合、インターネット回線があれば使えますので、新たにスマホを買い直す必要はありません(念のため)。

IMAT合格者の試験前の過ごし方

ここからは、私(IMATのNon-EU枠の2位合格者)のIMATの1週間前からの過ごし方を時系列で紹介します。

私はもともと東欧医学部に通っていましたが、日本からヨーロッパに行くと必ずと言っていいほど時差ボケするため、1週間前に現地入りしました。

1週間前に渡航したのは、時差ボケを治すことと、すぐに住み始める街の探索を兼ねました。さすがに家探しをするほどの暇はないですが、それぞの場所の雰囲気や住みたい場所などは見つかると思います。

イタリアで受験する場合は、時差ボケを防止したり、イタリアに体内時計を合わせるために、可能であれば、1週間前から滞在することをオススメします。

ちなみに、日本とイタリアの時差は、7時間です(IMATの受験時はサマータイム期間)。私は海外と日本を何年も行き来していますが、未だに時差ボケになります。心配な方はお早めの渡航を推奨します。

1. 入試7日前から3日前までの過ごし方

私はイタリアに渡航してからの4日間を利用して、時差ボケを解消し、体内時計をイタリアに合わせました。

ホテルはもちろん、カフェも無料Wi-Fiなどが充実しているため、勉強できる環境は整っていますので、「イタリアに渡航したから勉強できない」ということはないと思います。お気に入りのカフェやホテルで、入試当日まで気を抜かずに入試対策をしましょう。

勉強の合間に、将来的にどこに住むかを検討しつつ、気ままに散策しました。何がどこにあるか(スーパーマーケットやカフェなど)を見つつ、将来住みたい場所を勉強のリフレッシュも兼ねて、散歩するのが良いかもしれません。

特に治安や実際の雰囲気などは、現地に行かないと分からない部分も多いため、参考になります。ただ、夜は駅周辺などの治安が悪化しますので、治安が悪そうな地域に出向くのは極力、避けましょう。

食料事情に関してですが、イタリアには24時間営業のコンビニはありませんので、飲み物や食料は事前に用意していく必要があります。

外食すると高額になることが多いので、安く済ませるためにピザやケバブ屋さんによく行きました。また、日本からカップ麺やおせんべいなどのお菓子を持ってきて、たまに日本の味を懐かしんでいました(笑)

2. 入試2日前の過ごし方

事前にIMATのテスト会場を見にいくことをオススメします。イタリアあるあるですが、Googleの時刻表と実際の時刻表が違ったり、そもそも乗車するバスが違ったりする場合もあります。

Google mapの情報を鵜呑みにしすぎず、まずは現地に足を運んでみましょう。前日に確認するのでもOKですが、私は試験前日はホテルにこもって、暗記に全力を捧げるため、2日前に行動しました。

確認するのは、試験会場までの最適な経路、出発時刻などです。バスに頻繁に遅れが発生しているようなら、早めに出発するか、安全策を取るなら、徒歩にするのも良いかもしれません。

また、イタリアでバスに乗り慣れていない場合は、乗り方(と言っても機械にクレジットカードをタッチするか、事前に切符を購入するだけ)を確認し、試験日に焦ることがないよう、準備をしておきましょう。

余談ですが、イタリアでバスやトラムなどの公共交通機関を乗る際には、Appleユーザーの方は、Apple Payに事前クレジットカードを登録しておくと、財布をわざわざ広げなくてもスマホで支払えるので、安全ですよ。

3. 入試前日の過ごし方

色々な方がいると思いますが、私はこの日はホテルを1歩も出ずに部屋にこもってひたすら暗記します。今までの間違えた問題はもちろん、作ってきたノートや確認しておきたい事項をどんどん詰めていきます。

もちろん、睡眠は大事なので、徹夜はしません。イタリアは9月〜10月は暑い時もありますが、エアコンがホテルにあれば、快適に寝られます。朝からずっと暗記していると夜には疲れ切っているので、緊張せずにいつも通り、ぐっすり眠れました。

寝る前には、明日の確認(持ち物や出発時間など)を確認しました。

4. IMAT受験当日の流れ

受験当日は、不測の事態に備えて、集合時間の30分ほど前に集合することをオススメします。

ちなみに大学が提示してくる集合時間は、いわゆる開門時間なので、集合時間ピッタリに行かなくても、一応問題はありません。

受験する会場によって試験時間は異なるため、事前に確認をお願いします。

IMAT当日の持ち物

  • パスポート原本
  • IMATの代金の支払い証明書(またはそれを示すメール) *1
  • Universitalyでダウンロードできる受験票 *1
  • 水(ラベルを取り除いた透明のペットボトル・水筒に入れる)
  • お菓子(ブドウ糖などがオススメ)
  • アナログ腕時計

*1:大学によって、必要な場合と不要な場合があります。

私が受験した際は、パスポート原本のみ確認されました。上記に記載したもので必須と思われるものは、忘れずに持参しましょう。

IMAT当日、不要なもの

  • iPadやパソコンなどの電子機器
  • 計算機
  • ボールペン
  • ブランド物

スマートウォッチやパソコンなどの電子機器、筆記用具は持ち込めないので、わざわざ持参する必要はありません。ホテルにおいておきましょう。

また、盗まれることはないかと思いますが、ブランド物や高級なものを持参すると、誰かに盗まれる可能性もありますので、注意してください。

服装は、私服でOKです。正装でもいいですが、私は正装の受験生を1人も見たことがないです。

ここからは、私がイタリアの大学で受験したときの実際の流れと注意点を解説します。大学によって、試験までの流れが異なる場合がありますので、注意してください。

試験開始 2時間30分前

私の場合は、試験会場の集合時間が2時間前だったため、2時間30分ほど前に会場に到着しました。

到着したはいいものの、日本の受験会場のように立札や係員がいないため、試験会場がどこか分からず…

事前のメールで受け取っていた住所は、大学のキャンパス全体なので、細かな情報が載っておらず、30分ほど彷徨いました。

しかも不幸なことに朝早いからなのか、キャンパスを歩いている学生らしき人がいない…受験生の姿もない…場所を間違えたのかと焦るほどでした。

最終的には、在校生に出会えたので、試験会場まで案内してもらいました。試験会場によっては分かりにくいので、片っ端から声を掛けてみましょう。

私は歩き回ったので、試験前にすでにクタクタでした。絶対に歩き回らないで、素直に誰かに尋ねましょう。

試験開始 2時間前〜1時間前

キャンパスの入り口で他の受験生100名ほどいる中で待っていると、担当者が出てきて、口頭で説明を始めました。

さっぱり聞き取れなかったのですが、それもそのはず。全部イタリア語でした。イタリア人の受験生が大半なので、彼らは何をするかわかっていますが、私たちは呆然としたまま…

誰かが、”English, please!” と言ってくれたのですが、カタコトの英語。”Water OK…phone, smartwatch no…”を連呼してました。

ダメなものの説明をしてくれるのは良いですね。そして、いよいよ入場します。大学によりシステムは異なるかもしれませんが、私の大学は列に並んで、自分の番が来たら、自分の名前を言いながら、パスポートを見せて、サクッと本人確認を終わらせます。

その際に、試験会場の教室番号を言われるので、聞き漏らさないように。とはいっても、AとかBとかなので、聞き逃しはしません。

入り口の前には、金属探知機を持った警官が立っているので、にこやかに(最高の笑顔で)挨拶。ちなみに彼らの出番は入場の時ではなく、試験前です(※ 後述します)。

私の大学の会場は教室が2つに分かれており、AまたはBの試験会場で受験する形式でした。指示に従って、部屋の前の2つ目の受付に向かいます。

そこで、入場する時にもらった透明のゴミ袋にリュックのほか、スマホやパスポートなど、試験会場に持ち込めないものを詰め込みます。そして、すべての荷物をひとまとめにしたら、担当者が結束バンドで封をします。

その荷物を持って、試験会場に入ります。荷物は教室の前方に置き、試験官の指示に従って、席に着席します。受験番号などはなく、私の会場では入場した順に座っていきました。

そして着席すると、黒ボールペンと試験の注意事項が書かれた用紙をもらいます。特にやることもないので、注意事項を熟読。時間になるのを待ちます。

余談ですが、トイレは挙手すれば、自由に行ける感じでした。空調は非常に効いているので、寒く感じたほどです。寒がりな方は、何か羽織れるものを持参するのがオススメです。

また、試験会場が騒がしかったという話も聞きますが、私の大学の受験会場は受験生のモラルがあるからか、静かでした。試験官が3人いて、全員ピリピリしていた雰囲気もよかったのかもしれません。ともかく、大学選びに失敗しなかったと確信して安堵です。

試験開始 30分前

先ほど受付で会った金属探知機をもった警察官が、試験官とともにやってきます。日本では見慣れない環境に驚きますが、試験前なので平常心をキープ。

試験官が何人かの受験生を選んで、警察官がその受験生を金属探知機を使って念入りにチェックします。なぜ、試験会場の前方で、みんなに見える位置でやるのかサッパリ分かりませんが、暇なので見物します。

これは個人的な感想なのですが、彼らは無作為に選ばれたわけではなく、意図して選ばれたような気がしました(確証はありません)。

具体的には、ダボっとした服を着ている受験生A、ヒジャブを巻いている受験生B、夏なのにジャケットを着ている受験生C、恰幅のいい受験生D、アフロ頭の受験生Eが選ばれていました。

隠そうと思えばカンニングペーパーを隠せるということなのでしょうか。警察官が念入りにアフロ頭の受験生の髪の毛にまで、金属探知機を当てていたのには笑ってしまいました。過去に不正をやられたことでもあるのかも知れませんね…

それが終わると、試験の注意事項と確認がおこなわれます。具体的には、試験時間、マーク方法、配られた試験問題が同封されているの封筒の中身と、受験者情報シートの記入方法が説明されます。


余談 ー私のIMATの失敗談ー

私がやらかしてしまったことなのですが、試験官は「個人情報シートの署名欄は空欄にしておけ」と何度も説明してたにも関わらず、私は開始後すぐに署名してしまいました…
「するな!」と言われたら、やってしまうのが人間です。試験開始後10分間は動揺して何もできませんでした。「書くな!」とあれだけ言われた署名欄にサインしたわけですから。
結局は問題がそれほどなかったから良いものの(同じミスをした他の受験生が試験官に聞いたところ、書いてしまったら仕方がないと言われていて、セーフと内心思いました…危なかった…)、そうでないケースもあるかもしれませんので、試験官の言うことはちゃんと聞きましょう。


IMATの解答用紙・問題用紙などが入っている白い封筒が試験前に配られますが、勝手に開封せず、試験官の指示どおりに開封してください。

余談ですが、この封筒は後々、問題用紙を入れて回収されるため、雑に開封するわけにはいきません。なるべく丁寧に開封しましょう。糊がベッタリついているので、非常に開けにいくいです。

私は開封するのに1分かかりましたが、人によっては3分ほどかかっていました。説明はこの間も続くので、なるべく早く開けてしまいましょう。

白い封筒の中身は、次の4つです。

  • 問題用紙(question paper booklet )
  • 封筒の情報が記載された紙(cover sheet, with a barcode)
  • 受験者データシート(candidate data sheet)
  • 解答用紙(answer sheet)

すべてが揃っているのかを確認してください。

IMATの試験開始

時間になったら、試験開始です。まずは、受験者データシート(candidate data sheet)に氏名、生年月日、出生地を記入します。繰り返しますが、一番下の署名欄は記入しないでください。

試験中は静かですし、試験官もウロウロしていないため、集中できると思います。私は前述のとおり、記入してはいけない署名欄を埋めてしまい、パニック状態だったので、開始から10分は何もせずに心を落ち着けました。

その後、あらかじめ決めていたとおりに解き進め、最終的に90分で全問題を解き終わることができました。正直、もうダメかと思いましたが、諦めないのは大事ですね。この試験時間はマークシートにマークする時間も含まれていることに、注意してください。

解答用紙には、名前などの個人情報を記載することが禁止されていますので、個人情報を記載するのは、受験者データシート(candidate data sheet)だけです。

余談ですが、私は試験会場に時計を持ち込みませんでしたが、試験監督が30分前と10分前の合図をしてくれたおかげで、試験を無事終えられました(挙手して質問すると、現在時刻を教えてくれます)。

一応、試験会場にも時計はあったのですが、私の席からはほぼ見えませんでした。できることなら、アナログ時計(Apple WatchなどのスマートウォッチはNG)を持っていくことを推奨します。

また、試験開始後は緊急時を除いて、退出できません(トイレはOKですが、試験官の許可を取る必要があります)。試験問題を早々に解き終えてもすぐに帰れるわけではないことに注意してください。

IMATの試験終了後…気を抜くのはまだ早い

試験終了の合図のあと、問題用紙(question paper booklet )と封筒の情報が記載された紙(cover sheet, with a barcode)を白い封筒に戻し、回収してもらいます。

これで終わりかと思いきや、まだ大事な作業が残っています。今のところ、解答用紙に個人情報を一切記載していないため、これから先ほど記入した受験者データシート(candidate data sheet)と解答用紙(answer sheet)を紐づけなければなりません。

どうするのかというと、試験官に呼ばれた順番に作業台に行き、受験者本人が作業台に散らばっている好きなバーコードを選び、受験者データシートと解答用紙に貼り付け、受験者データシートに署名します。その後、それぞれの用紙を決められた箱に入れて、試験は終了です。

この作業を終えた人から順次解散となります。そのため、私にように最後尾に近いと試験終了後2時間ほど待たされることになります。

バーコードはどれを選んでもいいのですが、それがあなたの受験番号になります。バーコードは2つ1組になっており、バーコードを選ぶ際に、必ず2つのバーコードが同じ番号になっていることを確認してください。

そして、下記のように受験者データシートと解答用紙の赤丸で囲ったところに1つずつバーコードを貼り付け、署名します。このとき、試験官は離れたところにおり、助けてくれません(そういう規則になっています)。難しくないので、入試前に手順を確認しておきましょう。

その後、受験者データシートと解答用紙をそれぞれ決められた箱に入れます。この時、入れる箱を間違える(逆にしてしまう)と採点されず、不合格になってしまうので、注意してください。

箱には分かりやすく記載してあるので問題ないかと思いますが、提出する前に必ず確認しましょう。

また、IMAT2023まではバーコードの番号を控えておくと、自分の得点を合格発表前に確認できるという裏ワザがありましたが、IMAT2024から合格発表前に点数が確認できる仕様に変更になったため、バーコードの番号を暗記する必要はありません。

最後までIMATの試験対策を。

本記事では、IMATの試験本番までの流れをまとめました。
海外医学部を初めて受験される場合は、日本の入試との違いに驚かされることが多いでしょう。

イタリアで受験する上で大切なことは、どんな環境でも自分のペースを作り、動揺しないこと。

イタリアで入試を受けるとなると緊張や不安もあると思いますが、実力を出し切ることだけに集中して、今まで勉強してきた内容をフル活用して、100%の力をIMAT本番で発揮してください。応援しています!

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今回は、以上です。

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