IMAT2026夏期講習申し込み受付中
SHARE:

【実体験あり】IMATを香港会場で受験する方法と日本からの渡航の流れと注意点をすべてまとめてみた

【実体験あり】IMATを香港会場で受験する方法と日本からの渡航の流れと注意点をすべてまとめてみた

Ciao! イタリア国立医学部生のNobuです。
今回は、IMATを香港会場で受験してイタリア医学部に合格した生徒さんに協力していただきました。


本記事でわかること

  • IMATを香港で受験するための手続きまとめ
  • 香港会場で受験する際の注意点【実体験あり】
  • IMAT合格者の試験前の過ごし方

IMAT(イタリア国立医学部入試)は、対面で実施される試験であり、残念ながら日本会場はないので、イタリアもしくは他の海外会場で受験しなければなりません。

受験会場によって、流れや注意事項が異なるため、自分が受ける会場の情報がなく不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、香港会場でIMATを受験する際の流れと注意点、事前の手続き方法など、受験前に知っておきたい情報をまとめました。

また、合格者のIMAT受験前の過ごし方と当日の流れもあわせて紹介します。

IMATは日本の受験とは異なる部分が多く、初めてIMATを受験する場合は、困惑することもあるかと思います。

受験前に勉強以外のストレスを極力減らすために、事前に当日の流れなどを確認して、試験当日までの時間を有意義に活用しましょう。

本記事の内容は、香港でIMATを受験した学生の経験談をもとに作成しました。最新の情報は必ずご自身でご確認ください。

香港でIMATを受験する手順

香港会場でIMATを受験する手順は、次のとおりです。

  1. Pre-enrolmentをする
  2. IMATの出願時に受験会場を登録する
  3. 香港渡航の計画を立てる
  4. 現地(香港)に渡航
  5. IMATの直前準備
  6. IMATの試験本番

特に0. 〜 2. までの過程が大切ですので、特に注意して万全の準備をしてください。それぞれの流れと注意事項を解説します。

続きは有料です

0. 第1志望校を決めてPre-enrolmentを行う

Non-EU枠で受験する受験生がイタリア国立医学部を決めたら、まず行うのがPre-enrolmentです。

Pre-enrolementは学生ビザを取得するため、そしてIMATに出願するために必要であり、手続き期限は大学ごとに異なります。

IMATの出願よりPre-enrolment の出願の方が締切が早い場合もあるので、Pre-enrolment の提出時までには第1志望校を決めておく必要があります。

Pre-enrolmentの詳しい手順や必要書類は、下記記事で解説しています。

1. IMATの出願時に受験会場を登録する

UniversitalyというIMATの出願サイトで、出願時に試験会場と出願大学を選択し、受験料を支払います。試験会場は先着順で、満席になってしまうこともあるので、可能な限り早めに出願手続きを完了させましょう。

2024年度入試では、出願開始時刻は知らされていませんでしたが、イタリア時間の11:53頃(日本時間の18:53頃)に出願ボタンが現れ、出願できました。

2023年度入試では、出願開始時刻は12:00と知らせれていたにも関わらず、時間通りには始まらず、数時間遅れた後に開始されたものの、すぐにサーバーダウン… サーバーが復活した時には香港やインド、UAEなどの人気会場は満席になっていました。

2024年度は出願開始から30分も経たないうちに海外会場のほとんどが満席になったものの、再度、枠が解放されたため、再び海外会場を申し込むことが可能になりました。

予定通りに進むことの方が少ないのがイタリアという国なので、常に想定外のことが起きても良いようにプランB、Cを考えておき、臨機応変な対応を心がけましょう。

海外会場で受験するメリット・デメリット、試験会場の選び方は、別記事で解説します。

2. 渡航の計画を立てる

IMATの出願が完了し、試験会場が確定したら、渡航の計画を立てて、航空券とホテルの手配をしましょう。

IMATの時期は例年9月であり、日本ではちょうど台風の時期と重なるので、余裕を持って渡航計画を立てることをおすすめします。

1日足止めをくらう可能性も考慮し、遅くとも2日前には現地に到着する計画を立てると良いかと思います。

香港に入国する場合、日本のパスポートを持っていれば、90日以内の観光目的の滞在に限りビザは不要です(のちに説明する入国カードの記入は必要です)。

2024年度の場合、試験が9月17日で出願開始が9月2日と、出願完了を待つとギリギリになってしまう日程だったため、日程変更ができる(またはキャンセル可能な)ホテルをIMATの日程がアナウンスされた時点で事前に押さえておくのも手かもしれません。

香港行きの航空券の選び方

基本的にお好みの航空会社で予約すればOKです。

コスパ重視される方は香港エクスプレスがオススメ。

便数も多く、香港↔︎日本便は日本人の利用客も比較的多いので安心です。2024年10月現在は、羽田空港、成田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港、那覇空港、高松空港に就航しています。

LCCですので機内食などはありませんが、フライトも4時間半程度なので特別不便はありませんでした。

他には、ANAやJALなどの日系の航空会社のほか、香港のフラッグキャリアであるキャセイパシフィック航空なども選択肢となりますが、LCCより航空券が高いです。

香港での宿泊先の選び方

受験前に泊まるホテルですので、少し高くても熟睡できるホテルを選びましょう。

ホテルの場所に関しては、MTR港島線沿線がオススメです。MTRは地下鉄のことです。

香港は地下鉄やトラム、路線バスなどの交通網が充実しているので基本的にMTR沿線であればどこでも不便はしないかと思います。

中でも個人的お勧めエリアは下記の2つです。

中環(central)・香港駅周辺:
日本でいう東京駅。2つの駅は(ちょっと距離がありますが)地下通路で繋がっているので2路線(港島線と荃灣線)利用可能です。香港駅から空港まではエアポートエクスプレスで1本で行けます。駅ビルも複数ありお店も沢山あるので食事や買い物にも困りません。

上環駅周辺:
中環駅から港島線で一駅隣にあります。上記のCentralよりも落ち着いた雰囲気です。中環も徒歩圏内でカフェやレストランも沢山あったので不便なく過ごせました。Central周辺よりホテルの価格もリーズナブルでした。

上環と中環の間にあるドンキでは、日本の食品や日用品、お弁当なども購入できます。
DON DON DONKI CENTRAL (100QRC )STORE · Central

また、その向かいにあるCentral Marketは、色々な飲食店が入っているフードコートのようなところで、お寿司やラーメンも食べられる、日本人にはとても心強いエリアです。
Central Market · Central

どこのホテルにするか困ったら、これらのエリア周辺の選べばよいでしょう。

ちなみに今回、泊まったホテルはここです。

タイトル未設定 www.agoda.com

主に立地と価格で決めました。最低限の清潔さと広さ。電子レンジがあったので日本から持って行ったお米やコンビニで買ったお弁当を温められる点が良かったです。

香港のWi-Fi事情とeSIM

私は楽天モバイルを契約しているので、海外利用も2GBまで追加料金なしで利用できました。通信速度なども特に問題なかったので1日目はこれで過ごしました。

空港やショッピングモールには、無料Wi-Fiがありますが時間制限のあるものがほとんど。またカフェのWi-Fiも同様で、レシートにWi-Fiのパスコードが書いてあり30分から1時間の制限がありました。

普段カフェで勉強する私は2GBでは心許なく、Holaflyの無制限のeSIMを現地で2日目に購入しました。24時間700円で5Gが無制限で利用できます。
購入後に届くメールのURLをクリックして指示に従っていくだけでアクティベートも簡単に完了できました。

データ容量を気にせずに、試験勉強に集中できたので買ってよかったです。下記リンクから、私が利用した無制限のeSIMが5%オフで購入できます。

Holafly International eSIM card for traveler

IMAT合格者の試験前の過ごし方

ここからは、私のIMAT直前の過ごし方を時系列で紹介します。

入試2日前:香港へ出発

早朝6:30羽田発のフライトだったので、深夜に出国ゲートを通過し羽田空港内に泊まりました。預け荷物がある場合は3時間前からしか荷物を預けられないので中には入れないので注意が必要です。

香港エクスプレスは羽田空港第1ターミナルのゲート40番台から出発することが多いようです。

41に向かうまでの道中には手すりのないベンチや写真のような休みやすい椅子がたくさんあるので仮眠を取る場所には困りませんでした。

香港に到着したのは現地時刻で10:20。
到着ゲートから入国ゲートまでは距離があるので空港内移動用の地下鉄(無料)に乗ります。

入国カードの記入方法

香港に入国する際には入国カードの記入が必要です。機内でCAさんに貰うか、入国審査前に記載台があるのでそこで記載します。

2枚綴り複写式の用紙で、入国時に複写を一枚と小さい控えの紙をもらいます。これは出国するまでパスポートと一緒に所持する必要があります。無くさないように注意してください。

空港から中環へ移動(市街地)

空港からホテルまで私はバスを利用してホテルのある上環駅付近まで向かいました。

空港から香港中心部(中環駅)までの交通手段はこんな感じです。


価格 時間 エアポートエクスプレス 115HKD 25分 バス 41.9HKD 1時間 タクシー 約400HKD 45分

※参考:2024年9月1HKD=¥18.4

入試前日の過ごし方

前日には試験会場の下見を行いました。

2024年度の試験会場は「第一商業大廈(first commercial building)」という比較的新しいビルでした。

22°16'38.3"N 114°10'55.8"E

ホテル近くのバス停から1本だったので迷うことなく到着。周辺に勉強できそうなスタバやカフェがあることを確認して、そのままそこで少し勉強をして帰りました。

IMAT受験当日の流れ

香港で受験する場合、試験は18:00開始なので、朝起きてから試験までそれなりに時間があります。

日本ではあまり夜に試験を受ける経験というのはないと思うので、心身ともにベストな状態で試験に臨めるよう調整が必要です。

朝はいつも通り8:00頃に起きて、ホテル近くのスタバで朝食をとり、mirunoteチューターで使用した教材を見て復習しました。

一度ホテルに帰って、早めのお昼寝を1時間ほどして14:00に試験会場へ向かうバスに乗りました。

事前にリサーチしていたスタバにはとIMATの受験生と思わしき人が数名いました。15:00~17:00までスタバでおやつを食べながら最終確認をし、近くのコンビニで水を購入していざ試験会場へ。

当日の持ち物

  • パスポート原本
  • 水(ラベルを取り除いた透明のペットボトル)

日本の入試と違い、筆記用具や時計も持ち込めません。黒ボールペンは試験会場が用意しているものを使用し、時計も正面のスクリーンに映し出されるのでそれを使用します。


部屋はそこまで広くないものの、角度によっては見えない場合もあるかもしれないので、視力に不安のある方はメガネを持参するなど工夫する必要があるかもしれません。

スマートフォン、パソコン、スマートウォッチなどのすべての電子機器は電源を切って自分のバッグにしまうよう指示されます。

荷物は自分の部屋の後ろに置くように指示されました。念のため、ブランド物や高級品の持参は控えた方がよいかもしれません。

服装は、特に指定はありません。自分が快適に過ごせる格好で良いと思います。香港会場は冷房が異様に強くかなり寒かったので、温度調節ができるよう羽織れるものがあるといいと思います。

試験開始 15分前

それが終わると、試験の注意事項と確認がおこなわれます。具体的には、試験時間、マーク方法、配られた試験問題が同封されているの封筒の中身と、受験者情報シートの記入方法が説明されます


IMATの解答用紙・問題用紙などが入っている白い封筒が試験前に配られますが、勝手に開封せず、試験官の指示どおりに開封してください。

この封筒は糊がベッタリついているので、非常に開けにいくいです。一応試験終了後に中に問題を戻したりするのでビリビリに破くのはまずいですが、あまり神経質になる必要もありません。
私は開け口がボロボロになりましたが、特に問題もなく、周りの人も似たような感じになっていました。

白い封筒の中身は、次の4つです。

  • 問題用紙(question paper booklet)
  • 封筒の情報が記載された紙(cover sheet, with a barcode)
  • 受験者データシート(candidate data sheet)
  • 解答用紙(answer sheet)

すべてが揃っていることを確認し、不足がある場合は挙手で試験監督に知らせてください。

指示があったら、受験者データシート(candidate data sheet)に氏名、生年月日、出生地を記入します。繰り返しますが、一番下の署名欄は記入しないでください。

※ 試験本番でのIMATの戦略は、別記事で解説します。

IMATの試験開始

時間になったら、試験開始です。繰り返しになりますが、解答用紙には答えのみ記入します。

解答用紙には、名前などの個人情報を記載することが禁止されていますので、個人情報を記載するのは、受験者データシート(candidate data sheet)だけです。

試験中は試験監督が30分前と10分前の合図をしてくれます。時計は前方のスクリーンに映し出されているので、いつでも確認できます。

また、試験開始後は緊急時を除いて、退出できません(トイレはOKですが、試験官の許可を取る必要があります)。試験問題を早々に解き終えてもすぐに帰れるわけではないことに注意してください。

IMATの試験終了後…気を抜くのはまだ早い

試験終了の合図のあと、問題用紙(question paper booklet )と封筒の情報が記載された紙(cover sheet, with a barcode)を白い封筒に戻し、回収されます。

さて大事なのはここから。この段階ではまだ、解答用紙に個人情報を一切記入していないため、これから先ほど記入した受験者データシート(candidate data sheet)と解答用紙(answer sheet)を紐づけなければなりません。

どうするのかというと、試験官に呼ばれた順番に作業台に行き、受験者本人が作業台に散らばっている好きなバーコードを選び、受験者データシートと解答用紙に貼り付け、受験者データシートに署名します。

バーコードはどれを選んでもいいのですが、それがあなたの受験番号になります。バーコードは2つ1組になっており、バーコードを選ぶ際に、必ず2つのバーコードが同じ番号になっていることを確認してください。

そして、下記のように受験者データシートと解答用紙の赤丸で囲ったところに1つずつバーコードを貼り付け、署名します。

その後、受験者データシートと解答用紙をそれぞれ決められた箱に入れます。この時、入れる箱を間違える(逆にしてしまう)と採点されず、不合格になってしまうので、注意してください。

箱には分かりやすく記載してあるので問題ないかと思いますが、提出する前に必ず確認しましょう。

その後、それぞれの用紙を決められた箱に入れて、やっと試験は終了です。この作業を終えた人から順次解散となります。そのため、最初の人と最後の人では30分以上解散時間が異なります。

また、IMAT2022まではバーコードの番号を控えておくと、自分の得点を合格発表前に確認できるという裏ワザがありましたが、IMAT2023から合格発表前に点数が確認できる仕様に変更になったため、バーコードの番号を暗記する必要はありません。

最後までIMATの試験対策を。

本記事では、香港会場IMATの試験本番までの流れをまとめました。

海外医学部を初めて受験される場合は、日本の入試との違いに驚くことも多いでしょう。海外会場で受験する上で大切なことは、どんな環境でも自分のペースを作り、動揺しないこと。

海外で入試を受けるとなると緊張や不安もあると思いますが、実力を出し切ることだけに集中して、今まで勉強してきた自分を信じて、100%の力をIMAT本番で発揮してください。応援しています!

IMATに関する疑問や不安をお持ちの場合は、現役イタリア医学部生が運営するmirunoteチューターに遠慮なくご相談ください。単発のご相談のほか、短期集中講座やオンライン家庭教師のご依頼も承っております。

また、IMAT当日の注意点や合格後の手続きは、別記事で詳しく解説します。

今回は、以上です。

あなたへのおすすめ