本記事の内容
本記事の信頼性
mirunoteチューターの代表として、20名以上の医学部留学をサポートしてきました。イタリア医学部、チェコ医学部、スロバキア医学部の合格実績あり。プロフィールはこちら。
近年、日本人受験生が急増しているイタリア医学部。日本の医学部入試で苦戦を強いられている再受験生にもイタリア国立・私立医学部は人気の留学先となりつつあります。
しかし、イタリア医学部に入学する際の年齢制限の有無や再受験生になぜイタリア医学部が人気なのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、mirunoteチューターのサービスを利用されていた生徒様のインタビューを交えて、イタリア医学部の年齢制限についてと、再受験生にイタリア医学部が人気の理由を紹介します。
あわせて、再受験生にオススメの入試対策であるmirunoteチューターの家庭教師やイタリア医学部留学サポートプログラムの詳細をまとめたので、再受験生でイタリア医学部の受験を考えている方は参考になさってください。
それでは早速、本題に入ります。
【結論】イタリア医学部には年齢制限はない
結論から申し上げると、イタリア医学部には年齢制限はありません。
また、ほとんどのイタリア医学部入試は、面接試験や書類審査がなく、筆記試験の点数のみで合否が決まるため、年齢や性別によって不利益を被る可能性は限りなく低いと言えます。
実は、年齢制限なく、誰でも公平な入学試験を受けられる海外医学部は珍しいです。
大学によっては、年齢が低い(現役生)を優先的に合格させる大学もあり、なぜか現役生の方が点数が低かったのに、より高い点数を取っていた再受験生が不合格になったという話を小耳に挟んだことは1度や2度ではありません。
また、露骨に年齢で優遇していない場合でも、東欧医学部(ルーマニアなど)では高校の成績証明書の提出を出願時に義務づけている大学もあり、日本の高校では成績証明書を卒業後5年経つと破棄されてしまうため、年齢によっては大学が年齢制限を設けていない場合でもそもそも受験できない場合があります。
前述の理由で年齢制限が設けられている医学部も多いですが、イタリア医学部では筆記試験のみの公平な入試がおこなわれ、成績証明書を提出できない場合でも出願・受験できるため、不利益を被ることはほぼないと言えるでしょう(※ 注意点あり)。
イタリア医学部を目指す再受験生は多い
イタリア医学部入試では、多くの大学で合格者の年齢を確認できるのですが、20代後半から30代の合格者も多数見られます。実際、私が通うイタリア国立医学部にも、元医療職や元サラリーマンの医学生もおり、30〜40代の医学生も珍しくありません。
また、弊社へのお問い合わせやmirunoteチューターの利用者様の年齢層をみても、イタリア医学部を受験している・目指している再受験生は多いです。
イタリア医学部には編入学による試験もありますが、医学部英語コースに在籍していた場合に限るというところがほとんどであり、日本の編入学試験とは別物です。
そのため、イタリア医学部を受験する場合は、現役生と同じように一般入試を受験することとなります。
ちなみに、日本の医学部のように受験枠を分けている訳ではないので、大学や年度によって再受験生の在籍率は変わりますが、私の通う大学ではどの学年も10%~20%ほどが再受験生であり、よくご相談いただく「大学に馴染めない」ことは少ないと言えるでしょう。
色々なバックグラウンドを持った学生が医学を学んでいることもイタリア医学部の特徴です。
再受験生にイタリア医学部が人気の理由4選
前述のとおり、イタリア医学部には年齢制限がないことが再受験生に人気の理由の1つとなっていますが、他にもイタリア医学部が再受験生に人気である理由はいくつかあります。
ここでは、イタリア医学部が再受験生に人気の理由を4つまとめました。4つの理由の中には再受験生だから人気というわけではないものもありますが、弊社サービスを利用し、受験・合格した再受験生へのインタビューをもとにまとめました。
イタリア医学部が人気の理由4選
- 年齢制限がない
- 国立医学部の学費が安い
- 日本の医学部入試より簡単
- 東欧医学部と比較して、退学のリスクが低い
それぞれの理由を具体的に解説します。
1. 年齢制限がない
前述のとおり、イタリア医学部には年齢制限がありません。
繰り返しにはなりますが、イタリア医学部入試では一部の大学を除いて、筆記試験のみで実施されており、面接試験や書類審査がないため、年齢などで合否を操作される可能性は極めて低いです。
また、海外医学部に多い、高校の成績証明書の提出も不要であるため、日本の高校を卒業して5年以上経っていても、問題なく、イタリア医学部を受験できます。
今回インタビューした受験生や合格者の全員が「年齢制限がないこと」が、イタリア医学部を目指す理由の1つになったと解答して挙げていました。
2. (国立医学部の)学費が安い
イタリア国立医学部の学費は非常に安く、満額で支払った(学費の減額措置)を利用しない場合でも、年間3000ユーロ前後(€1 = 160円で計算すると、約48万円)です。
また、世帯年収などにもよりますが、学費の減額措置を利用できる場合は、学費が最安で年間156ユーロ(€1 = 160円で計算すると、24,960円)であり、奨学金を取らなくても費用を抑えて留学できます。
とはいえ、これは国立医学部に限った話であり、イタリア私立医学部の場合は学費が年間約20000ユーロ(€1 = 160円で計算すると、320万円)で、これに生活費がかかるため、決して安いとは言えないことに注意してください。
3. 日本の医学部入試より簡単
これも再受験生へのインタビューでよく聞かれた理由の1つです。
単純に比較できるわけではありませんが、日本の医学部入試と比べてイタリア医学部入試の方が、入試問題は平易であることにはほぼ同意します。
イタリア医学部入試の理系科目は基本的に小問集合であるため、難解な問題が出題されにくく、すべての問題が選択肢を1つだけ選ぶマークシート式の入試(一部の大学では面接試験があります)であるため、難しいと感じることは少ないかもしれませんが、それゆえに高得点の争いとなります。
イタリア医学部入試は、大学によって試験科目は異なりますが、理科3科目と数学、論理的推論(Logical Reasoning)、判断推論(Problem Solving)と一般常識(General Knowledge)など、幅広い科目・知識が問われることがほとんどです。
また、日本人の受験生の多くがNon-EU枠で受験することになりますが、Non-EU枠は募集定員が少ないだけでなく、英語がネイティブなイギリスや理系科目に強いアジアの優秀な受験生と競う必要があるため、合格が難しくなっています。
日本の医学部受験と出題範囲や問われ方も異なるため、日本の医学部入試の勉強をしていた場合も1からイタリア医学部入試に特化した受験勉強をおこなわないと、不合格の可能性が高まることに注意してください。
実際、日本の医学部に合格していた学生が不合格になる事例もあります。
4. (東欧医学部と比較して)退学のリスクが低い
これもインタビューでよく聞かれたイタリア医学部を目指した理由です。
「イタリア医学部は東欧医学部と比べて退学のリスクが低いと聞いたから」というものですが、一概に退学のリスクが低いかと言われるとそうとも言えません。
東欧医学部に通っていた私から見ても、イタリア医学部は東欧医学部とカリキュラム、大学の規定や試験のシステムを比較すれば、明らかに進級・卒業しやすい環境が備っています。
しかし、海外医学部留学する日本人医学生が退学する理由は、「勉強についていけなかった」ことがすべてではありません。別の理由で退学した日本人学生を私は15人以上知っています。
イタリア医学部と東欧医学部の比較や、日本人医学生の退学理由は下記記事で解説しています。
イタリア医学部は退学のリスクが低いからと言って、必ず卒業できるかどうかは分からないことを踏まえて、イタリア医学部(海外医学部)留学を考えることを強くオススメします。
【注意点】イタリア医学部ではごく稀に年齢で合否が決まる
多くのイタリア医学部入試の募集要項を注意深く読むと、「入試の点数が全科目で同点の場合、より年齢の低い(若い)受験生の合格が優先される」という記述があります。
ここまでイタリア医学部は年齢制限がなく、再受験生に人気であると述べてきたため、「年齢によって合否が決まる」という矛盾した内容に疑問を感じる方も多いかもしれません。
しかし、総合点が同点かつ後述する特別な条件を満たさない限り、合否に年齢が利用されることはありませんので、万に一つもない可能性だと個人的には考えており、無視しても差し支えないと考えています。
イタリア医学部入試では筆記試験で合否が決まる以上、合否を決める際に受験生が同点になる場合も珍しくありませんが、募集定員と同数しか合格者を取らないため、同点の場合は、事前に募集要項に記載の通りのルールに従って、合格者が決められます。
このとき、それぞれの科目ごとの点数を比較して合否を決めていき(IMATでは事前に英語の資格試験のスコアを提出していたかなども合否の条件となる)、すべての科目のスコアが全く同じ(資格試験の提出の有無も同じ)場合は、最終手段として、年齢で合否が決められます。
言ってしまえば、年齢で合否を決めるのは最終手段であり、イタリア医学部入試では試験科目が多い大学がほとんどであることを考えると、すべての科目ごとのスコアが全く同じということは考えにくく、ほぼあり得ないといってもも良いのではないでしょうか。
ただ、イタリア医学部を受験する以上、そういうルールがあることは知っておきましょう。
再受験生がmirunoteチューターを利用すべき3つの理由
さて、再受験生がイタリア医学部の受験を考えた場合、「イタリア医学部入試対策の勉強をどうするか」「どの大学を受験するのが良いのか」を悩むことが多いのではないでしょうか。
イタリア医学部入試対策ができる教材は日本語・英語を問わず、非常に限られており、入試対策が非常に難しいのが現状です。
そこでオススメなのが、イタリア医学部の上位合格者が在籍するmirunoteチューターのオンライン家庭教師です。
再受験生にmirunoteチューターの家庭教師をオススメする理由は、下記の3つです。
- 再受験生への指導実績や合格実績が豊富
- 苦手分野や未履修分野に絞った対策が可能
- 留学エージェントを利用せずに格安で留学できる
それぞれの理由を解説します。
再受験生に人気の4つの理由と注意点
1. 再受験生への指導実績や合格実績が豊富
mirunoteチューターでは、再受験生の生徒様への指導実績が豊富であり、すでにmirunoteチューターを利用してイタリア医学部(私立・国立)に合格・入学された方が複数いらっしゃいます。
また現在、多くの再受験生の生徒様にmirunoteチューターの家庭教師をご利用いただいています。
mirunoteチューターでは、IMAT(イタリア国立医学部)に2位で合格した医学生や、イタリア私立医学部に上位合格した医学生が講師として、各科目の基礎から日本語でイタリア医学部入試対策の授業をおこなっています。
理系科目を勉強したことがなくとも、最後に勉強したのは何年も前で勉強に不安がある場合も、mirunoteチューターでは、1人1人にあったカリキュラムやオリジナル教材を利用して、勉強時間が少なくとも高得点を狙えるような効率のよい医学部受験対策に力を入れております。
2. 苦手分野や未履修分野に絞った対策が可能
日本語・英語を問わず、オンラインコースや予備校等の集団授業は、各科目の試験範囲を網羅するという点においては効果的ですが、苦手分野や未履修分野の入試対策は難しく、高得点を狙いにくいです。
実際、mirunoteチューターの生徒様から「1年目はとりあえず範囲を網羅したものの、苦手分野の対策が十分にできずに、不合格になってしまった」という話を何度もお聞きしたことがあります。
mirunoteチューターでは、家庭教師のメリットを最大限活かし、生徒様が苦手な部分を重点的にマンツーマンで指導することで苦手分野をなくし、入試本番での失点を防ぎ、さらにイタリア医学部に合格する可能性を最大限高めるために入試本番の戦略などの実践的な授業もおこなっています。
また、mirunoteチューターの授業では、知識をつけるだけでなく、演習問題を活用して典型問題の解法パターンを理解することで、入試であらゆる問題に対応できるように指針の立て方や問題との向き合い方など、試験本番での得点に直結する内容を指導します。
これにより、mirunoteチューターの授業内容を復習し、演習問題を解くことで、イタリア医学部入試に特化した対策を効率よくおこなうことができ、短期間の入試対策でイタリア医学部に合格することを可能にしました。
3. 留学エージェントを利用せずに格安で留学できる
イタリア医学部留学において、入試対策のほかにも、イタリア医学部留学関連のサポート(志望校・併願校選び、出願・入学手続きなど)が必要な場合もあるかもしれません。
留学エージェントの中には、イタリア医学部留学のサポートに100万円ほどかかってしまう場合もありますが、mirunoteチューターでは格安で留学をサポートする「イタリア医学部留学サポートプログラム」を活用することで、留学費用を大幅に抑えることが可能です。
mirunoteチューターは、留学エージェントではないため、イタリア医学部の留学に関してメリットだけでなく、デメリットもお伝えできます。同様に提携校などもありませんので、大学ごとのメリット・デメリットをお伝えすることも可能です。
イタリア医学部留学サポートプログラムの詳細は、下記記事にて解説しています。
サービスの質を保つため、プレミアムプランは先着5名様、スタンダードプランは先着10名様となっております。数に限りがありますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
イタリア医学部受験にはmirunoteチューターがオススメ
今回は、再受験生にイタリア医学部が人気の理由と再受験生にmirunoteチューターの家庭教師をオススメする3つの理由を紹介しました。
近年、日本からイタリア医学部を受験される方が増えてきましたが、特に国立医学部では不合格になる方も多く、医学部留学自体を諦めてしまう方も少なくありません。
しかし、私は、医学部に合格できなかったのは運が悪かったというよりも、イタリア医学部の攻略に失敗したからだと考えています。不合格になる主な理由として、「入試対策が不十分だった」「入試本番での戦略が甘かった」という2つが考えられますが、どちらも事前に防げるミスです。
イタリア医学部に合格するためには、医学部入学後を見据えた志望校・併願校選びを抜かりなくおこない、苦手分野をなくしてイタリア医学部入試に特化した知識と典型問題の解法パターンを学び、そして入試本番で1点でも多くの点数を取るための入試戦略を立て、入試本番を迎える必要があるでしょう。
そして、これらすべてをmirunoteチューターで指導しています。mirunoteチューターでは、厳しい採用条件をクリアしたイタリア国立医学部生のみが在籍しており、イタリア医学部に合格する可能性を高めるための入試対策が可能です。
まずはmirunoteチューターのオンライン相談にお気軽にご相談ください。
オンライン相談では、個人的なご相談のほか、mirunoteチューターのオススメのプランや各医学部の入試対策方法など、イタリア医学部留学に関するさまざまなご質問を受け付けております。
今回は、以上です。