基礎問題集 - 生物(BIOLOGY)
問題数は全部で2051問(重複を入れない場合は1051問)あり、そのうち30問がランダムに出題されます。
正解の選択肢は1つのみです。問題の解答・解説は最後に表示されます。
制限時間は30分です。問題は毎回ランダムで出題される点にご注意ください。
1 / 30
Between the external and internal environment, living beings exchange:
生物は外界(external environment)から物質(matter)とエネルギー(energy)を取り込み、代謝(metabolism)や成長、運動などに利用し、不要物や熱として再び外部へ放出する。したがって、物質とエネルギーの両方を交換していると考えるべきである。
選択肢"matter and energy"は、栄養摂取・呼吸・排泄・熱放散などを通じて両方が出入りしている事実をよく表しており正しい。
選択肢"only matter"は、エネルギー(光・熱・化学エネルギー)を無視しているため誤りである。
選択肢"only energy"は、物質(酸素・二酸化炭素・栄養素・排泄物など)の出入りを無視しており不適切である。
選択肢"neither matter nor energy"は、生物が環境と閉じた系であるかのような記述であり、生物学の基本に反する。
→ 入試対策講座第1章を参照のこと
2 / 30
A reaction that occurs spontaneously and involves molecules with a high energy content, which pass to a lower energy level and release energy, is called:
高エネルギー状態から低エネルギー状態へ自発的に移行し、その際にエネルギーを放出する反応は発エルゴン反応(exoergonic reaction)である。
選択肢"endoergonic"はエネルギーを取り込む反応であり逆である。
選択肢"autotrophic"は栄養様式、
選択肢"oxidative"は酸化反応という性質を指すだけなので、エネルギー収支を直接は表さない。
選択肢"exoergonic"は、エネルギー放出型の自発反応として正しい。
→ 入試対策講座第14章を参照のこと
3 / 30
The living species that are most likely to adapt to environmental changes are those whose individuals reproduce:
環境変化への適応可能性が高いのは、一般に「遺伝的多様性(genetic diversity)」を生み出しやすい有性生殖(sexual reproduction)を行う種である。ところが選択肢A〜Dに挙げられている「出芽(budding)」「単為生殖(parthenogenesis)」「自家受精(self-fertilisation)」「無性生殖(asexually)」はいずれも遺伝的多様性が乏しいタイプの増殖法であり、「適応しやすい」生殖様式としては不適切である。
→ 入試対策講座第22章・第25章を参照のこと
4 / 30
Biological macromolecules are broken down:
生体高分子(biological macromolecule)を分解する異化(catabolism)の主な目的は、ATPを合成するためのエネルギーを得ることである。分解産物の一部は他の合成に再利用されるが、多くはエネルギー源として利用される。
選択肢"simply to be eliminated"は、一部は老廃物として排出されるが、主目的ではない。
選択肢"to give rise to carbon dioxide"は、CO₂は産物の一つだが、「それ自体が目的」ではない。
選択肢"in the presence of haemoglobin"は、ヘモグロビンは酸素運搬に関与するが、全ての分解反応に直接関わるわけではない。
選択肢"to supply ATP"は、分解によりエネルギーを得てATPを作るという、異化の主目的をよく表しており正しい。
5 / 30
The father passes on the Y chromosome:
Y染色体(Y chromosome)は父親からのみ伝えられ、息子(male offspring)にのみ受け継がれる。娘はX染色体を母と父から1本ずつ受け取るが、Y染色体は受け取らない。
選択肢"only to his sons"は、Y染色体が父から息子にのみ伝えられるという事実を正しく表しており正しい。
選択肢"only to his daughters"は、娘はXXでありY染色体を持たないため誤りである。
選択肢"to both sons and daughters"は、娘にもY染色体が伝わると主張しており誤りである。
選択肢"to neither sons nor daughters"は、Y染色体が子に伝わらないとするもので、明らかに誤りである。
→ 入試対策講座第22章を参照のこと
6 / 30
Which of the following classes belong to the vertebrates?
脊椎動物(vertebrate)に属する主要な綱は魚類・両生類・爬虫類・鳥類(bird)・哺乳類などである。多毛類(polychaete)・甲殻類(crustacean)・ムカデ類(chilopod)はいずれも無脊椎動物である。
→ 入試対策講座第25章を参照のこと
7 / 30
The liver is:
肝臓は、胆汁分泌という外分泌機能と、血中アルブミン・凝固因子の合成、ビタミン・糖質・脂質代謝など内分泌的・代謝的機能を併せ持ち、消化管と門脈系で密に連携している。
選択肢"an exocrine and endocrine gland associated with the digestive tract"は、この多機能性を簡潔に表しており他の選択肢より妥当である。
→ 入試対策講座第10章・第11章を参照のこと
8 / 30
The cell cycle comprises the phases:
細胞周期は通常、G1期・S期・G2期・M期から構成され、場合によってはG0期が加えられるとする説明もある。したがって、G1–S–G2–Mを基本とし、著者によってG0を含めるとする記述が最も適切である。
選択肢"G1–G2–S–G0"は、順番がG1→G2→Sとなっており実際の進行と異なる。
選択肢"G1–S–G2–M, and according to some authors the G0 phase"は、正しい順序で4つの基本期を示し、一部の著者がG0を加えると述べており、教科書的説明と一致して正しい。
選択肢"S–M"は、DNA合成と分裂のみを取り出したものであり、G1・G2を含んでいないため不完全である。
選択肢"interphase–S"は、間期とS期を並べており、間期の中にS期が含まれるという関係を誤って表現している。
→ 入試対策講座第19章を参照のこと
9 / 30
The genetic code is formed:
遺伝暗号(genetic code)は、「三塩基配列」と「アミノ酸」あるいは「開始・終止シグナル」との対応関係を表したものであり、「何からできているか」を「糖鎖」「三つの核酸」「DNAの三重らせん・二重らせん」といった物質構造だけで表すのは不適切である。
選択肢"chains of sugars"は、単に糖鎖を示しており、塩基配列の情報構造を表していない。
選択肢"3 nucleic acids"は、DNAとRNAの種類を三つ挙げるようなイメージで、意味が不明確である。
選択肢"the triple helix of DNA"は、DNA三重らせんを前提にしており、生体内では認められない。
選択肢"the double helix of DNA"は、DNA分子の物理構造であって、「遺伝暗号そのもの」とは区別される。
→ 入試対策講座第21章を参照のこと
10 / 30
During protein synthesis, the three nucleotides of the anticodon pair with the three nucleotides of a codon in an mRNA molecule. This statement is:
タンパク質合成(protein synthesis)の際、tRNA上のアンチコドン(anticodon)の3塩基は、mRNA上のコドン(codon)の3塩基と塩基対を形成して対応づけられる。これにより正しいアミノ酸がリボソームに運ばれる。
選択肢"true"は、アンチコドンとコドンが相補的な関係で対合するという記述を正しいと判定しており妥当である。
選択肢"false"は、この基本的事実を否定しているため誤りである。
選択肢"only partly true"や"only partly false"とする理由はなく、この記述はそのまま正しい。
11 / 30
In cardiac hypertrophy the heart appears:
心肥大(cardiac hypertrophy)は、心筋細胞の肥大により心臓(heart)が大きくなる状態であり、レントゲン上では心拡大として認められることが多い。しかし選択肢には「大きくなった(enlarged)」という内容は含まれておらず、縮小・不整脈・心房交通・右向き回転などは心肥大の定義とは言えない。
選択肢"shrunken"は「縮んだ心臓」であり逆である。
選択肢"arrhythmic"は、不整脈の有無に関するもので、心肥大そのものの定義ではない。
選択肢"with the atria communicating with each other"は心房中隔欠損などの先天性心疾患の説明であり、心肥大とは別の問題である。
選択肢"turned towards the right"は、心臓位置異常を示す表現であり、肥大とは直接関係しない。
→ 入試対策講座第9章を参照のこと
12 / 30
The plasma membrane is a continuous sheet of molecules with a phospholipid structure, with a thickness of:
設問は「細胞膜(plasma membrane)の厚さ」を聞いている。
実際の細胞膜は「リン脂質二重層(phospholipid bilayer)」とタンパク質などからなる非常に薄い膜で、その厚さはおよそ 7〜10 nm(ナノメートル)程度である。選択肢にある mm(ミリメートル)の単位はいずれも桁違いに大きく、正しい値が含まれていないので、どれか一つを正解とすることはできない。
よって「正しい選択肢が一意に定まらない」という選択肢が正しい。
→ 入試対策講座第4章を参照のこと
13 / 30
Antibodies are:
抗体は免疫グロブリン(immunoglobulin)というタンパク質であり、ホルモン・ビタミン・顆粒・内毒素ではない。選択肢はすべて誤りである。
→ 入試対策講座第13章を参照のこと
14 / 30
The anti-influenza vaccine:
インフルエンザウイルス(influenza virus)は抗原変異(antigenic drift, shift)が速く、流行株(circulating strain)が毎年変化する。そのため、抗インフルエンザワクチン(anti-influenza vaccine)は、毎年その年の流行予測株に合わせた新しい組成で作り直す必要がある。
選択肢"has not yet been discovered"は誤りである。
選択肢"must be prepared each year in a new form"は、抗原変異への対応として毎年組成が変わることを示しており正しい。
選択肢"must be given to everyone indiscriminately"は、実際にはハイリスク群を中心に推奨される。
選択肢"can be given only to children"は事実でない。
15 / 30
In insects, the body is divided into:
昆虫(insect)の体は、頭部(head)・胸部(thorax)・腹部(abdomen)の3体節に分かれている。
16 / 30
Heterotrophic organisms:
従属栄養生物(heterotrophic organism)は、外界の有機化合物(organic compound)を栄養として利用する。動物・多くの菌類・多くの原生生物が該当する。
選択肢"no longer exist"は、従属栄養生物は現在も多数存在するので誤りである。
選択肢"transform inorganic compounds into organic ones"は、これは独立栄養生物(autotroph)の説明である。
選択肢"feed on organic compounds"は、有機物を栄養源とする従属栄養の特徴を正しく示しており正しい。
選択肢"are autosomes"は、常染色体(autosome)のことであり、まったく別の遺伝学用語である。
17 / 30
Starch is:
デンプン(starch)は植物の貯蔵多糖(storage polysaccharide)であり、グルコースが多数結合したポリマーである。選択肢A〜Dはいずれもこれを正しく表していない。
選択肢"an animal reserve polysaccharide"は、動物の貯蔵多糖はグリコーゲン(glycogen)であり、デンプンは植物由来である。
選択肢"a disaccharide"は、スクロースなど二糖類の説明であり、デンプンは多糖である。
選択肢"a monosaccharide"は、単糖であり、デンプンとは異なる。
選択肢"a protein"は、アミノ酸のポリマーであり、デンプンは糖のポリマーである。
18 / 30
Asexual reproduction is:
無性生殖(asexual reproduction)は、配偶子(gamete)を形成せず、減数分裂(meiosis)を伴わない生殖であり、親と遺伝的にほぼ同一の子孫が生じる。
選択肢"characteristic of mammals"は、哺乳類の生殖は基本的に有性生殖であり無性生殖ではない。
選択肢"reproduction with gametes"は、配偶子を介するため有性生殖(sexual reproduction)の説明である。
選択肢"reproduction without sex cells"は、配偶子を用いない生殖という点で無性生殖の定義に合致し正しい。
選択肢"characteristic of plants only"は、植物にも無性生殖は多いが、細菌・原生動物・菌類などさまざまな生物が無性生殖を行うので「植物だけ」は誤りである。
19 / 30
The retina is:
網膜(retina)は、眼球壁の最も内側(innermost layer)に位置する感覚上皮であり、光受容細胞と神経細胞からなる。
選択肢"an ocular muscle"は眼球を動かす外眼筋であり網膜ではない。
選択肢"the innermost layer of the eyeball"は、網膜の位置を正しく示しており正しい。
選択肢"the outermost layer of the eyeball"は、外側は強膜(sclera)である。
選択肢"the layer … least sensitive to light"は、網膜は最も光に敏感な層であり逆である。
→ 入試対策講座第7章を参照のこと
20 / 30
In a latent infection:
潜伏感染(latent infection)とは、ウイルスが宿主細胞内に存在し、長期間にわたり増殖をほとんどせず病原性を表さない「不顕性感染」の状態にあることを指す。ヘルペスウイルスなどが典型である。
選択肢"the virus is non-pathogenic"は、「全く病原性がない」ウイルスとは限らず、条件次第で再活性化する可能性がある。
選択肢"the virus is immediately destroyed"は、潜伏とは逆である。
選択肢"the bacterium reproduces inside the cell and destroys it"は、細菌の細胞内増殖の説明であり、潜伏ウイルス感染ではない。
選択肢"the virus lives silently inside the cell"は、増殖や病原性をあまり表さず「静かに存在する」状態として潜伏感染をうまく表現しており正しい。
21 / 30
When a limb moves away from the trunk it performs a movement of:
四肢が体幹(trunk)から離れる方向に動くのを外転(abduction)という。
選択肢"adduction"は、体幹の方へ近づく内転であり逆である。
選択肢"flexion"や"extension"は関節の曲げ伸ばしを指し、体幹からの距離の増減とは異なる。
選択肢"abduction"は、離れていく動きとして正しい。
22 / 30
23 / 30
Crickets and grasshoppers occupy:
コオロギ(cricket)とバッタ(grasshopper)は、草原・畑など同様の環境(habitat)で生活することが多い。しかし、活動時間や鳴き声・食性などが異なるため、生態的地位(ecological niche)は完全には一致しないと考えられる。
選択肢"the same ecological niche"は、資源利用や生活リズムまで完全に一致することを意味し、不適切である。
よって、「同じような環境に生息する」という意味で選択肢"the same habitat"が最も妥当である。
24 / 30
Protides are made up of:
プロチド(protide)は古い用語で、タンパク質やペプチドなど窒素を含む高分子をまとめて指すことが多い。本問では簡略化して「アミノ酸の集まり」と押さえておけばよい。
選択肢"a group of nucleic acids"は、DNAやRNAを指し、プロチドではない。
選択肢"a group of granules"は具体性に欠け、化学的な定義になっていない。
選択肢"a group of amino acids"は、アミノ酸が集まってタンパク質などをつくることを表しており、この設問の意図として最も近い。
選択肢"enzymes"は、プロチドに含まれるものもあるが、「プロチド=酵素」とするのは狭すぎる。
→ 入試対策講座第2章を参照のこと
25 / 30
Bats are equipped with sonar and emit:
コウモリ(bat)は超音波(ultrasound)を発し、その反響(echo)を利用するエコーロケーション(sonar)によって障害物や獲物を知覚する。これは視覚が乏しい暗闇での生活に適応した能力である。
選択肢"ultraviolet rays"や"gamma rays"は電磁波であり、コウモリの使用する信号ではない。
選択肢"pheromones"は化学物質によるコミュニケーションであり、ソナーとは別の仕組みである。
→ 入試対策講座第7章・第25章を参照のこと
26 / 30
The process of absorbing light energy and storing chemical energy in the form of glucose is called:
光エネルギー(light energy)を吸収し、それをグルコースなどの化学エネルギー(chemical energy)として蓄える過程は光合成(photosynthesis)である。
選択肢"aerobic respiration"や"anaerobic respiration"は、既に存在する有機物を分解してエネルギーを取り出す過程であり、蓄える側ではない。
選択肢"glycolysis"は、グルコースを分解する過程である。
選択肢"photosynthesis"は、光エネルギーをグルコースとして「貯蔵」するという説明に一致し正しい。
→ 入試対策講座第17章を参照のこと
27 / 30
Muscle tissue has the characteristic property of:
筋組織(muscle tissue)の最も特徴的な性質は収縮性(contractility)であり、刺激に応答して長さを縮める能力である。
選択肢"irritability"(興奮性)や"extensibility"(伸展性)も重要だが、筋に特に固有な機能は収縮性である。
選択肢"contractility"は、筋が運動を生み出す根本的性質を指しており正しい。
28 / 30
The kingdom Monera includes:
古い分類体系でのモネラ界(kingdom Monera)は、核膜を持たない原核生物をまとめた界であり、細菌(bacteria)とシアノバクテリア(cyanobacteria, blue–green algae)が含まれる。
選択肢"algae and viruses"は、藻類には真核生物も多く、ウイルスはそもそも生物界の外側に位置づけられることが多い。
選択肢"bacteria and plasmodia"は、プラスモジウム(Plasmodium)は原生動物で真核生物である。
選択肢"flatworms"は扁形動物であり、多細胞真核生物である。
選択肢"bacteria and blue–green algae"は、原核光合成生物としてシアノバクテリアを含めたモネラ界の典型的構成を示しており正しい。
→ 入試対策講座第3章を参照のこと
29 / 30
The female reproductive apparatus of the flower is called the:
花の雌性生殖器官は雌しべ(pistil)であり、柱頭(stigma)・花柱(style)・子房(ovary)から構成され、内部に胚珠(ovule)を含む。
30 / 30
Antibiotics:
抗生物質(antibiotic)は、細菌(bacteria)の特定の構造や代謝経路を標的として作用し、多くの場合「特定の種類の細菌」に選択的(selective)に効く。
選択肢"are effective against viruses"は、抗生物質はウイルス(virus)には一般に無効であり、抗ウイルス薬とは区別されるので誤りである。
選択肢"always destroy all bacteria"は、薬剤感受性(susceptibility)は菌種・株によって違い、耐性菌(resistant strain)も存在するので誤りである。
選択肢"act selectively on certain bacteria"は、グラム陽性菌・陰性菌など標的による選択性を反映しており正しい。
選択肢"act only on protozoa"は、原生動物(protozoa)に対する薬は抗原虫薬であり、抗生物質とは別である。
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