基礎問題集 - 生物(BIOLOGY)vol.1
問題数は全部で100問あり、そのうち20問がランダムに出題されます。
正解の選択肢は1つのみです。問題の解答・解説は最後に表示されます。
制限時間はありません。問題は毎回ランダムで出題される点にご注意ください。
1 / 20
RNA molecules that are structural parts of ribosomes are:
リボソームの構造的主要部分をなすRNAはリボソームRNA(ribosomal RNA, rRNA)である。rRNAはリボソームタンパク質とともに大・小サブユニットを形成し、翻訳(translation)の場として働く。
選択肢"ribosomal RNA"は、リボソームを構成するrRNAを指しており、構造的成分として正しい。
選択肢"transfer RNA"は、アミノ酸をリボソームへ運搬するtRNAであり、リボソームの構造的骨格そのものではない。
選択肢"RNA polymerase"は、RNAを合成する酵素であり、リボソームの構成成分ではない。
選択肢"there is no RNA in ribosomes"は、リボソームがrRNAとタンパク質から構成されるという基本事実を否定しており誤りである。
→ 入試対策講座第21章を参照のこと
2 / 20
By cell cycle we mean:
細胞周期(cell cycle)は、1回の分裂が終わった直後のG1期から、次の分裂(M期)が終わるまでの一連の過程を指す。したがって「G1期からM期までの期間」という定義が一般的である(G0は場合により含める)。
選択肢"the circuit completed by a cell carried in the bloodstream"は、血流中を循環するイメージであり、細胞周期の概念とは無関係である。
選択肢"the period from phase G1 to phase M"は、分裂の完了後にG1へ入り、次のMまで進むプロセスを一つの「周期」とみなす定義であり、教科書的な説明に一致するので正しい。
選択肢"the period of cell division"は、分裂期(M期)のみを指す表現であり、細胞周期全体を表していない。
選択肢"the G0 period"は、増殖を停止している状態を表すことが多く、細胞周期のごく一部または外側に位置づけられる。
→ 入試対策講座第19章を参照のこと
3 / 20
Mitosis is:
有糸分裂(mitosis)は、狭義には核分裂だが、高校生物レベルでは一般に「細胞分裂(cell division)」とほぼ同義で扱われることが多い。体細胞が増殖するときに行われる分裂である。
選択肢"a synonym of cell cycle"は、細胞周期(cell cycle)はG1・S・G2・Mなど一連のステージ全体を指し、有糸分裂はそのうちのM期に含まれる。両者は同義ではない。
選択肢"the phase of the cycle in which DNA synthesis takes place"は、DNA合成はS期(S phase)で行われ、有糸分裂ではない。
選択肢"a synonym of cell division"は、試験レベルでは「有糸分裂=体細胞分裂」として「細胞分裂」の代名詞として扱われることが多く、この設問の意図として正しいと考えられる。
選択肢"the division of epidermal cells only"は、有糸分裂が表皮細胞だけで起こるかのような誤った説明である。
4 / 20
The cell wall is present:
細胞壁(cell wall)は、植物細胞と多くの原核生物に存在し、動物細胞には存在しない。原核生物では主にペプチドグリカン、植物ではセルロースが主成分である。
選択肢"in animal cells"は、動物細胞に細胞壁はなく、細胞膜のみであるため誤りである。
選択肢"in plant cells and in prokaryotes"は、植物細胞と原核生物の両方に細胞壁がある事実を正しく述べており正しい。
選択肢"in mitochondria"は、ミトコンドリアは二重膜を持つ小器官であり、細胞壁とは別物である。
選択肢"in both animal and plant cells"は、動物細胞も細胞壁を持つとしている点で誤りである。
→ 入試対策講座第3章を参照のこと
5 / 20
In the nucleus the genetic material is located:
核(nucleus)内の遺伝物質(genetic material)は、DNAがタンパク質(主にヒストン)と結合した染色体(chromosome)の形で存在する。間期にはクロマチン(chromatin)として糸状に広がり、有糸分裂時に凝縮して明瞭な染色体となる。
選択肢"in the vacuole"は、液胞(vacuole)は主に植物細胞で見られる貯蔵・浸透圧調節の小器官であり、遺伝物質の主な収納場所ではない。
選択肢"in the cytoplasm"は、真核細胞では遺伝情報の大部分は核内に収納されているので、主な所在としては誤りである(例外としてミトコンドリアDNAなどはある)。
選択肢"in the plasma membrane"は、細胞膜に遺伝物質が主として存在するわけではないため誤りである。
選択肢"in chromosomes"は、DNAが染色体として核内に格納されるという点で正しく、遺伝物質の所在を適切に示している。
→ 入試対策講座第18章を参照のこと
6 / 20
The tissue made of cells specialised for the conduction of stimuli is:
刺激の伝導(conduction of stimuli)に特化した細胞から構成される組織は神経組織(nervous tissue)である。神経組織はニューロン(neurone)とグリア細胞(glial cell)からなり、電気信号とシナプス伝達により情報を伝える。
選択肢"connective tissue"は、支持・結合・保護を主な役割とする結合組織であり、刺激伝導に特化していない。
選択肢"epithelial tissue"は、被覆・保護・分泌・吸収などを担う上皮組織であり、刺激伝導専門の組織ではない。
選択肢"muscle tissue"は、収縮によって運動やポンプ作用を行う筋組織であり、刺激を伝えることも関与するが、伝導そのものを専門とするのは経組織である。
選択肢"nervous tissue"は、刺激の受容と伝導に特化した細胞から形成される組織であり、問題文の記述に一致するため正しい。
→ 入試対策講座第6章を参照のこと
7 / 20
The cell nucleus:
細胞核(cell nucleus)は、DNA(deoxyribonucleic acid)が染色体(chromosome)の形で収納されており、RNA(ribonucleic acid)も存在する。また核内には1個以上の核小体(nucleolus)があり、rRNAの合成とリボソームの形成に関わる。
選択肢"contains nucleic acids (DNA organised into chromosomes and RNA) and one or more nucleoli"は、核内にDNA(染色体として)とRNA、さらに核小体が存在することを正しく述べており、正しい。
選択肢"contains only DNA and no nucleolus"は、RNAや核小体の存在を否定しており誤りである。
選択肢"contains nucleic acids (chromosomal DNA and RNA) but no nucleoli"は、核小体が存在する事実を無視しており不正確である。
選択肢"does not contain nucleic acids"は、核の本質である核酸の存在を否定しており全くの誤りである。
8 / 20
Cells of the human epidermis:
ヒト表皮(epidermis)の細胞、とくに基底層(basal layer)にあるケラチノサイト(keratinocyte)は、体の外表面を絶えず更新するために活発に分裂している。表皮の細胞は、基底層で盛んに分裂し、その後上層へ押し上げられ角化して最終的に剥がれ落ちるので、分裂速度は速いと言える。
選択肢"have a rapid rate of division"は、表皮基底層の細胞分裂が盛んなことを表しており正しい。
選択肢"never divide"は、表皮が常に新しく入れ替わっているという事実と矛盾するため誤りである。
選択肢"have a slow rate of division"は、実際には頻繁に分裂しているため不適切である。
選択肢"are constantly in G1 phase"は、細胞周期(cell cycle)はG1・S・G2・M期を周期的に進むので、常にG1期にとどまることはなく誤りである。
9 / 20
An ovum is:
卵(ovum)は、雌の配偶子(female gamete)であり、有性生殖において精子と融合して接合子(zygote)を形成する役割を持つ。したがって、卵は配偶子であると定義される。
選択肢"male"は、卵は雌性の生殖細胞であり、雄性ではないので誤りである。
選択肢"a zygote"は、接合子は卵と精子が融合した後の二倍体の細胞であり、卵そのものではない。
選択肢"a gamete"は、卵を雌の配偶子として正しく位置づけており正しい。
選択肢"a polar body"は、卵形成(oogenesis)の過程で生じる極体(polar body)であり、受精に関わる主たる配偶子ではないため誤りである。
→ 入試対策講座第22章を参照のこと
10 / 20
In animal cells respiration is carried out by:
動物細胞における細胞呼吸(cellular respiration)の主な場はミトコンドリアである。クエン酸回路(citric acid cycle)や電子伝達系(electron transport chain)がミトコンドリア内で行われ、ATPが合成される。
選択肢"lysosomes"は、細胞内消化を担う小器官であり、呼吸の場ではない。
選択肢"chloroplasts"は、光合成を行う植物細胞の小器官であり、動物細胞には存在しない。
選択肢"mitochondria"は、動物細胞での呼吸の場であり正しい。
選択肢"peroxisomes"は、過酸化水素の分解など酸化反応に関わるが、呼吸鎖を担う主役ではない。
→ 入試対策講座第16章を参照のこと
11 / 20
The structure present both in eukaryotic and in prokaryotic cells is:
真核細胞(eukaryotic cell)と原核細胞(prokaryotic cell)の両方に共通して存在する構造は、リボソーム(ribosome)である。原核細胞には核膜に包まれた核やミトコンドリア、核小体などは存在しないが、タンパク質合成のためのリボソームは不可欠である。
選択肢"the nucleolus"は、核内の核小体(nucleolus)であり、核膜を持たない原核細胞には存在しない。
選択肢"the mitochondrion"は、真核細胞特有の細胞小器官であり、原核細胞には存在しない。
選択肢"the ribosome"は、タンパク質合成(protein synthesis)の場として真核・原核いずれにも存在するため正しい。
選択肢"a well-defined nucleus"は、核膜で明瞭に区画された核を意味し、これは真核細胞の特徴であり、原核細胞には存在しないため誤りである。
12 / 20
The cytoplasm is:
細胞質(cytoplasm)は、細胞膜の内側で核を除いた部分に存在する、半流動性の細胞質基質(cytosol)と細胞小器官(organelle)からなる領域である。ここにはミトコンドリア・小胞体・ゴルジ体などが浮遊している。
選択肢"a scaffold of protein filaments that intersects the whole cell"は、これは細胞骨格(cytoskeleton)の説明であり、細胞質全体とは異なる。
選択肢"a more or less fluid material contained inside cells in which cellular organelles are suspended"は、細胞質基質とそこに浮かぶ細胞小器官をイメージさせる説明であり、細胞質の定義として正しい。
選択肢"a cellular organelle with a motor function"は、特定の細胞小器官のような書き方であり、細胞質全体の説明としては不適切である。
選択肢"a pigment present in chloroplasts"は、クロロフィル(chlorophyll)など色素の説明であり、細胞質とは無関係である。
13 / 20
The thickness of the plasma membrane is:
細胞膜の厚さは、約7〜10 nm(ナノメートル)程度とされる。1 nmは10 Å(オングストローム)なので、7〜10 nmは70〜100 Åに相当する。したがって、「約75〜100 Å」という範囲が最も妥当である。
選択肢"about 5–6 Å"は、0.5〜0.6 nmに相当し、実際の細胞膜厚のおよそ10分の1と薄すぎるため誤りである。
選択肢"about 200–300 Å"は、20〜30 nmに相当し、細胞膜としては厚すぎるため誤りである。
選択肢"about 75–100 Å"は、7.5〜10 nmに相当し、教科書的な値と整合するので正しい。
選択肢"about 1900–2000 Å"は、190〜200 nmと非常に厚く、細胞膜の厚さとしては現実的でない。
→ 入試対策講座第4章を参照のこと
14 / 20
A tissue is defined as:
組織(tissue)は、同じ起源と似た形態・機能をもつ細胞(cell)が集まって構成される集団であり、上皮組織・筋組織・結合組織・神経組織などがある。したがって「細胞の集まり」という定義が適切である。
選択肢"an association of organs"は、器官(organ)の集まりであり、これは系(system)や器官系のレベルを表す。組織の定義ではない。
選択肢"an association of systems"は、複数の器官系の集合であり、個体レベルに近い概念であって組織の定義とは異なる。
選択肢"an association of cells"は、同じ機能をもつ細胞の集団という組織の定義に対応しており正しい。
選択肢"an association of apparatuses"は、器官系あるいは複合システムの集合を連想させ、組織より上位の階層を意味するため誤りである。
15 / 20
Endocytosis is:
エンドサイトーシス(endocytosis)は、細胞が細胞外の物質を取り込む総称であり、細胞膜が陥入して小胞(vesicle)を形成し、その内部に固体や液体を取り込む過程である。
選択肢"the introduction of external materials into the cell"は、外部物質を細胞内に取り込む過程を指しており、エンドサイトーシスの定義として妥当であるため正しい。
選択肢"the elimination to the outside of materials produced by cells"は、細胞が産生した物質を細胞外に放出するエキソサイトーシス(exocytosis)の説明であり、方向が逆である。
選択肢"a synonym of active transport"は、能動輸送(active transport)は膜タンパク質を介した分子レベルの輸送であり、小胞による取り込み全体を指すエンドサイトーシスとは異なる。
選択肢"called the sodium–potassium pump"は、ナトリウム−カリウムポンプ(sodium–potassium pump)という特定の膜タンパク質を指し、エンドサイトーシスの別名ではない。
16 / 20
Ribosomes are found:
リボソームは、原核生物・真核生物を問わずすべての生物に存在し、細胞質、粗面小胞体、ミトコンドリア、葉緑体など多様な場所に局在しうる。設問の選択肢は、いずれも「どこにしか存在しない」と限定しており、正しい記述になっていない。
選択肢"inside the nucleus"は、リボソームがあたかも核内にのみ存在するかのように述べており、細胞質など他の場所への局在を無視しているため誤りである。
選択肢"only in prokaryotes"は、真核細胞の細胞質や小器官内にリボソームが存在する事実を無視しており誤りである。
選択肢"only in the plant kingdom"は、動物・菌類・原核生物にもリボソームが存在するため誤りである。
選択肢"only in eukaryotes"は、原核生物におけるリボソームの存在を否定しており誤りである。
17 / 20
The plasma membrane:
細胞膜(plasma membrane)は、リン脂質(phospholipid)二重層を基本構造とし、その中や表面にタンパク質が存在する「流動モザイクモデル(fluid mosaic model)」で説明される。よって「脂質二重層とタンパク質からなる」という記述が正しい。
選択肢"is formed by a triple lipid layer"は、三重の脂質層という現実には存在しない構造を想定しており誤りである。
選択肢"is formed by a single lipid layer"は、単層とする点で二重層構造と一致せず誤りである。
選択肢"is formed by a double lipid layer with proteins"は、リン脂質二重層にタンパク質が存在することを示しており、正確な記述である。
選択肢"is not formed by a lipid layer"は、脂質二重層が基本である事実を否定しており誤りである。
18 / 20
Telomeres are:
テロメア(telomere)は、染色体(chromosome)の両端に位置する反復DNA配列であり、染色体末端を保護し、複製に伴う短縮と老化・分裂限界などに関連する。
選択肢"vacuolar cytoplasmic organelles"は、液胞や小胞などの細胞小器官を連想させるが、テロメアとは無関係である。
選択肢"the two ends of chromosomes"は、テロメアが染色体の両末端に存在することを表しており正しい。
選択肢"chromosomes with more than one centromere"は、多セントロメア染色体の説明であり、テロメアではない。
選択肢"intermediate cells formed during the second meiotic division"は、第2減数分裂中に見られる中間細胞などを連想させるが、テロメアとは異なる。
19 / 20
Ribosomes are responsible:
翻訳(translation)は、mRNAの塩基配列に従ってアミノ酸を並べ、ポリペプチド鎖(polypeptide)としてのタンパク質を合成する過程であり、その主な場がリボソーム(ribosome)である。したがって、リボソームは翻訳に直接関与している。
選択肢"for translation"は、リボソームが翻訳の場として機能することを示しており正しい。
選択肢"for transcription"は、転写(transcription)はDNAからRNAを合成する過程であり、RNAポリメラーゼが担う。リボソームの主機能ではないため誤りである。
選択肢"for mutations"は、突然変異(mutation)はDNAの塩基配列の変化であり、さまざまな要因で起こるが、リボソームが「担当する過程」ではない。
選択肢"for crossing-over"は、相同染色体間の乗り換え(crossing-over)であり、減数分裂(meiosis)の際に起こる現象で、リボソームとは無関係である。
20 / 20
Exocytosis:
エキソサイトーシス(exocytosis)は、細胞が小胞を細胞膜と融合させ、その内容物を細胞外へ放出する現象である。これには、不要物や分泌産物の排出が含まれる。
選択肢"is the expulsion to the outside of residual materials produced by the cell"は、残渣物質や産生物を細胞外へ放出する現象を指しており、エキソサイトーシスの説明として妥当であり正しい。
選択肢"is the introduction of external materials into the cell"は、細胞外物質の取り込みであり、これはエンドサイトーシス(endocytosis)の説明であって逆向きである。
選択肢"is also called facilitated diffusion"は、促進拡散(facilitated diffusion)は濃度勾配に従う受動輸送であり、小胞の融合・放出とは別の機構である。
選択肢"is also called the sodium–potassium pump"は、ナトリウムポンプ(sodium–potassium pump)は膜タンパク質による能動輸送(active transport)であり、エキソサイトーシスとは異なる。
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